鶏が先か卵が先か 意味やビジネスなど事例集

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どうも、太陽です。(No148)

 

「鶏が先か卵が先か」という因果性のジレンマの用語があります。

意味は、2つの関連した物事の「どちらが先か分からない」「どちらが原因か分からない」、もしくは「一方が生まれるにはもう一方がすでに存在していなければならない」という辻褄(つじつま)の合わない状況を表すたとえとして使われています。

この用語の事例集を集めてみましたので、興味がある人は続きをお読みください。

 

目次

1 鶏が先か卵が先か 事例集。

 

a  ESG企業の例。

 

ESGという用語があります。環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字をとったモノです。

ESGを考慮した投資をESG投資と呼び、今では企業の必須科目です。

 

では、ESGに積極的に取り組める企業だからこそ(経営が盤石)、企業価値が上がるのか、それとも、ESGに取り組むから企業価値が上がるのかは、どちらが先か?の因果関係がはっきりしません。

結論として、事業の種類によってはESGに取り組むから企業価値が上がるという因果関係があるそうです。ESGに積極的に取り組んでいる企業は、投資家から投資されやすい状況はあります。

 

b  貧乏人は困窮すると知性が鈍る。

 

低所得者は健康への意識が低く、遅刻が多く、約束を守らず、金銭管理能力が低い、という統計データがあります。

では貧乏だからモラルが低いのか、それとも人間性に問題があるから貧困に陥るのか、の因果関係はどうなのでしょうか?

これは「金がなくなると、成績が落ちる」という研究結果があるので、「貧乏な人は知能が低いのではなく、出費がかさむ状況では思考のリソースが奪われ、その結果として冷静さが失われる」と言えます。

つまり、貧乏人は困窮すると知性が鈍るのでしょう。借金を無理にしないほうがいいし、追い込まれたらやる気が出るという人でも、借金がある人は知性などが鈍っているのでさらに危険だということです。

 

c  エリートは不平等に寛容なのか?

 

超エリート(イェール大学)、エリート(カリフォルニア大学バークレー高)、一般市民の気質の調査結果です。

超エリートは人道的というより、費用対効果を最大にする傾向が強くあったという研究結果がでました。(効率重視人間です)

また、超エリートは寄付を減らし、自分の取り分を多くする傾向も、一般市民と比べたら2倍ほど強いことが分かりました。(エリートはその中間でした)

加えて、アメリカにおいて、民主党と共和党どちらを支持するか?と公平性は無関係でした。超エリート(イェール大学生)の9割は(人種公平性が高いとされる)民主党の支持者でした。

 

この研究結果からは、エリートだから不公平なのか、不平等に寛容だからエリートに登りつめたのかの因果関係が不明です。 

しかし、大学の講義で、不平等な社会の実例に触れ、徹底的に議論するうちに、不平等への心理的許容範囲が広がった可能性はあります。

エリートは将来、社会的に影響力のある職業に就く可能性が高く、今回の調査結果は無視できません。(政府で政策立案に多く関わるのはエリート大出身者です) 「エリートは一般市民よりも、効率を重んじるルールを策定しがちだ」とのことです。

 

つまり、格差に寛容なのがエリートなので、アメリカにおいて超格差社会が持続しているのはエリートがのさばっているせいなのかもしれません。

ちなみに、僕は超効率主義者であり、この世の中でのしあがっていくには人と同じやり方や努力ではダメだと思っており、だからこそ効率を重視しています。

格差に寛容かどうか、でいうと、僕はある程度は寛容ですが、税率で調整すればいい、つまり金持ちがやる気を失わない程度に税金を取ればいい、と思っています。

 

D 経営陣の女性比率が30%を超える企業は利益率が高いのか、それとも、女性エグゼクティブは、利益率の高い会社に集まる(女性はリスク回避傾向で勝ち馬に乗りたがる)のか?

 

山口周さんが「経営陣の女性比率が30%を超える企業は利益率が高いということを示すマッキンゼーのレポート」についてツイートしていました。

それに対し、田端信太郎氏が「女性経営陣が多いから利益率が高い、というよりは、女性エグゼクティブは、利益率の高い会社に集まる(女性はリスク回避傾向で勝ち馬に乗りたがる)、という可能性も論理的には考えられるので、誰か因果関係を分解してほしいな」とツイートしていました。

 

まさに、鶏が先か卵が先かの事例でしょう。

E 自分が話をしてその内容に共感されるのか、それともそもそも共感しそうな相手に話をしていて共感されているのか?

 

この人は話を分かってくれる!という場合に遭遇するケースがあるでしょう。ですが、そもそもほとんどの相手や話に対し、共感してくれる、聞き上手な人に話したから、共感されただけのケースもあります。

そんなに共感しないタイプに話をして、それでも共感してもらえたのなら、話の内容に共感してもらえたのでしょう。

人はすべての人に好かれるわけではないので、自分の話はどれくらいの人に共感される話なのか?はたくさんの人に話してみないと正直わかりません。たまにはGravityなどで普段関わらない人にも話してみて、自分の話は妥当で共感されやすい筋の通った話なのか?確かめるのもありかもしれません。

 

このような面白い話、さらに他の論点でもかなり面白い話が載っているのが以下の脳科学者である池谷裕二氏が書いた本です。(現在、Amazonキャンペーンで、Kindleで800円です)

「寝る脳は風邪をひかない」

 

この記事は今後、鶏が先か卵が先か、の事例が増えていくにつれ、更新していきます。

 

ではこの辺で。(1838文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

参考・引用文献。 

「寝る脳は風邪をひかない」

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この記事を書いた人

ブロガー歴10年以上。5つのブログを運営。

ビジネス書を最低5000冊読破し、仮説を考え続ける人生を歩んでいる研究者気質。

経済学・経営学・教育・心理学・哲学・ライティング・企画発想が強み。

ライティングのお仕事の依頼、随時募集。

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