メタバースは日本では広く流行らないと思われるが、一部のゲーマー達の間だけでは流行る可能性もある。

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どうも、太陽です。(No113)

 

突然ですが、メタバースやNFTなど、昨今、本もたくさん発売され始め、「次第に一部の人達には認知も広がってきたのかな」と感じます。

「メタバースがこれから流行るのなら、その波に乗るぞ!」と考えている人もいるでしょうが、僕はその考えに「待った!」をかけたいと思います。

この話題に興味がある人は続きをお読みください。 

目次

1 そもそもメタバースって何?

「そもそもメタバースとは何なのでしょうか?」確認しておきましょう。 

 

メタバースには大きく分けて以下の2種類があります。 

12019年にFacebook(現在、メタ)が主導して始めた「Horizon Worlds」という完全な仮想世界。
2ポケモンGOのような「現実空間内包型」。

 

また、投資家のマシュー・ボール氏が、メタバースについて、以下の7つを必須条件を挙げています。 

1永続的であること。例。リセットされずにずっと続いていく
2同期的であること。例。リアルタイムでみんなで同じイベントを体験している
3時接続ユーザー。例。たくさんの人が接続してコミュニティをもっている
4完全に機能した経済。例。仮想空間の中で働いてお金がもらえる
5実社会との垣根なし。例。現実世界にもリンクしたイベントも楽しめる
6相互運用性。例。どんな端末からでも同じ体験ができる
7幅広い人々の貢献。例 いろいろな人や企業が大量のコンテンツを提供している

 

「NFTビジネス見るだけノート」を参考にさせてもらいました。

 

「NFTビジネス見るだけノート」の短文書評は以下です。

「NFTビジネス見るだけノート」

3点。

NFTについて、概念、ブロックチェーンや暗号資産、法律(著作権含む)、会計、税金、メタバースまで幅広く絡めて詳しく解説されている。

図も多用されており、全体的にかなり分かりやすいし、読みやすい本であったが、法律、会計、税金の面は元々難しいこともあり、分かりにくかった。

それでもNFTを知りたいなら、1冊目としてかなりお勧めできる良本である」

以上、ここまで。

 

話を戻します。

これまでのメタバースは、1つのゲームタイトルの中だけで完結していました。

(これをクローズドメタバースと呼ぶ)

 

ですが、オープンメタバースの登場により、仮想空間内のデジタルデータに幅広い汎用性を持たせ、リアル世界とも相互交流を図れるようにしました。

しかし、僕はこのオープンメタバースも所詮は、いろいろな利害の対立、致命的な欠陥などにより、「少なくとも日本では流行らない」と結論づけました。 

1 メタバースが日本で流行らない理由

では、メタバースが日本で流行らない理由として、「僕が考える点を挙げたい」と思います。

  

1  VR機器など、導入費用がかさむ。

これの解決も、時間を要しますし、なかなか難しいでしょう。

 

2 VR機器を狭い日本の家で存分に使うには不便すぎる。

これはかなり解決が難しい課題でしょう。

 

3 NFTを用いたデジタルデータの希少性ビジネスは、コンプガチャなど一部の熱狂的なゲーマーだけに受けいれられるに過ぎない。

僕はこの主張にかなり賛同しており、上手くいっても、「一部のゲーマーやコレクターの間で、流行る程度だ」と予測しています。

 

逆に、日本で流行る理由として、「以下がある」と思います。

 

1 アメーバピグが日本で一時期、流行った実績がある。(ちなみに、2003年にセカンドライフというメタバースが海外で生まれています)

これについては、一部の人達の間で流行っただけであり、日本人に広く受けいれられたわけではありません。

 

2 5GやゲーミングPCが普及し出した。

これは、普及する下地としては良い方向ですが、まったく決定的ではありません。

 

3 投資家が注目し、Facebookも社名をメタに変え、勢いがある。

投資家が注目しようが、本物のビジネスでなければ将来性がないはずです。

また、Facebook(メタ)の一企業がいくら主導しようとしても、ライバルのGoogleやAppleやAmazonやMicrosoftなどがいる限り、競合がいるわけで、Facebook(メタ)の一人勝ちにしようとするわけがありません。 

つまり、オープンメタバースなど虚構というか、Facebook(メタ)の独りよがりに過ぎず、ライバルの競合がいる限り、流行らないし、1人勝ちはないのです。

 

そもそも、ブロックチェーン技術に支えられたNFTの希少性ビジネスは、投機目的か、もしくは希少性に魅力を感じるコレクター、さらには芸術家を応援したいパトロンの間でしか買う動機がありません。

つまり、コンプガチャのように、ほんのごく一部のユーザーが大金を課金してはまったように、NFTアートも「ほんの一部の人に支持されるだけ」という未来予想図が見えてきます。

 

ダイヤモンドは本物の物体であり、希少性があり、美しいものですから、一部の愛好家の間では価値があります。

(「結婚指輪のニーズ」という長年、築かれた歴史もあります)

 

ですが、デジタルデータは本来なら、複製が可能なモノです。

それをNFTによって「希少なモノだ」と見せかけているに過ぎないわけであり、転売目的や、コレクターパトロンぐらいしか買い手がいないでしょう。

 

加えて、仮想空間内に「土地や不動産」を持つなんて、常軌を逸しています。

実体の土地や不動産は、現実世界であり、ビジネス目的や、住む目的など明確にあり、だからこそ金を出して買うのです。 

 

ですが、持続可能性も怪しい仮想空間内で、「土地や不動産を持とうという発想になるか?」とかなり疑問符です。

デジタル空間なのですから、本来なら土地は無限にあるにもかかわらず、それをNFTによって、希少に見せかけて、限界を作り、価値を生み出そうというのですから、まがいものなのです。

 

結論として、タイトル通り、「メタバースは日本では広く流行らず、一部のゲーマー達(コレクターや転売屋やパトロン含む)の間だけで流行る可能性がある」という話になるのです。

 

メタバースが流行り、「NFTアートの売買も盛んになるので、暗号資産を買っておこう!」と呼びかける記事もありますが、「あまり惑わされない方がいい」と感じます。

僕はメタバースは「少なくとも日本では流行らない」と予測しますが、皆さんはどう思うでしょうか?

 

あくまで、自己責任で判断してくださるよう、お願いします。

(僕の意見も一意見に過ぎません)

 

「メタバースが流行るとしたら?」という視点からも記事を書いているので、併せて読んでもらえたら、と思います。

https://lite.osusume-etc.com/ict/2131/

 

「メタバースが流行らない」という主張の決定的な記事が以下です。

運営会社側の事業構造や継続性の視点まで踏み込んだ記事で驚かされました。

 

https://blogs.itmedia.co.jp/fukuyuki/2022/08/post_105.html

メタバースもうダメじゃね?

 

それよりも、中小企業や中小零細企業や個人の方は、コロナ禍を耐え忍び、くぐりぬけ、新たな道に進むために、「国の補助金を利用してみてはどうでしょうか?」と提案したいです。

(注意 現在、補助金バブルが終了し、補助金の行方自体が不透明になっています)

 

ではこの辺で。(2946文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

 

参考・引用文献。

「NFTビジネス見るだけノート」

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この記事を書いた人

【知識探訪家】
大量の情報を咀嚼して、独自の視点からの考察・分析・エッセイ記事などを書いています。

質で勝負するブログのため、敢えて正体を明かしていません。

ブロガー歴10年以上。多数のブログ運営経験あり。

【得意分野】経済、ビジネス、教育、心理学、執筆、アイデア発想など。

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