どうも、太陽です。(No10)
突然ですが、この記事では「自尊心の高さと幸福度との関係」を考察していきます。
また、この知識を知っておくことで、「傷つくことを軽減させたり、世の中での人との交流術や対処法を身につけることができる」と思っています。
ある意味、大ベストセラーである「嫌われる勇気というビジネス書がいらない記事」を目指します。
興味がある人は続きをお読み下さい。
1 橘玲氏の記事の連載の要約。
いきなりですが、週刊新潮で連載されている橘玲氏の記事の簡単な要約をします。
「幸福だと自尊心(自己肯定感)も高くなる」という研究結果があるようです。
では、魅力的な外見だと幸福度が高いのでしょうか?
幸福度調査では、以下が使われます。
1 | 生活満足度 |
2 | 全体的な幸福感 |
3 | ポジティブ感情(喜び/愛情) |
他人に対する客観的な魅力度評価(ルックス)は人によってかなりばらつきがあり、高く評価する人もいれば低く評価する人もいます。
女子学生だと、外見の魅力と幸福度はなんの関係もなく、逆に全体的な幸福度は魅力的な女性ほど低くなる傾向にありました。
(美人は不幸まではいかないまでも、幸福ではない)
男子学生は、美男子は「生活満足度」のみ高くなり、「全体的な幸福感」と「ポジティブ感情」は高くなりませんでした。
ただし、男でも女でも「美男・美女が良い」と思っている学生はルックスが幸福度に影響していました。
また、客観的な魅力がどうであれ「自分のことを魅力的だと思っている主観的な魅力度が高い学生」は男でも女でも幸福度が高かったのです。
冒頭で述べた「幸福だと自尊心(自己肯定感)も高くなる」という調査結果があるように、幸福な人ほど魅力的で恋愛にも積極的な可能性があります。
「魅力的な外見だと幸福度が高いのか?」という調査では、一般的に美人は幸福ではなく、美男子もそこまで幸福ではないです。
ですが、「ルックスに価値があると思う人」はルックスが幸福に影響し、「主観的な魅力度が高いと思っている人も幸福度が高い」という結果でした。
さらに、幸福度が高いと、自分を魅力的に見せようとします。
さて、「美男美女は幸福でもなく、自尊心が高いわけでもない」のです。
なぜなら、とうの昔から、自分の外見と付きあっており、慣れているから、それが当たり前だからであり、主観的な幸福度に影響しません。
しかし、魅力的な人ほど収入が高くなる残酷なデータもあります。
(ですが、当の本人たちはそれが当たり前なので、いちいち自分が幸福だとかは気にしません)
ここで次の話題に移ります。
自尊心が傷つけられると、それを回復させようと人はします。
例えば、SNSでのブロック、他人による悪口などの低評価などを受けると、人それぞれで自尊心を回復させますが、その手法は自尊心の高低によって異なります。
自尊心が高い人は能力を高めることで補おうとします。
対して、自尊心の低い人は他人との調和・同調(他人によく思われたい)で自尊心を回復させようとします。
自尊心には4つのタイプがあります。
1 | 顕在的自尊心が高い&潜在的自尊心も高い。 (わずかな成功者) |
2 | 顕在的自尊心が低い&潜在的自尊心も低い。 (うつ病の可能性) |
3 | 顕在的自尊心は高いが、潜在的自尊心は低い。 |
4 | 顕在的自尊心は低いが、潜在的自尊心は高い。 |
1と2は分かりやすいです。
日本人は4のタイプが多く、周囲と同調するために、自分の潜在的自尊心の高さを隠し、表向き(顕在的自尊心)は低く見せています。
表向きは謙虚ですが、実はプライドが高いのです。
一方で、3のタイプは、表向き(顕在的自尊心)は自信満々ですが、内心(潜在的自尊心)は自分に自信がなく、「いつ地位が脅かされるか?」など不安に駆られています。
虚勢を張っているだけで、実はコンプレックスが強いのです。
自尊心に4つのタイプがあることがわかりましたが、さらに安定感という指標が加わります。
つまり、「動揺しやすいか?ストレスに強いか、弱いか」です。
(本心では傷ついている)
自尊心が高く、かつ安定している人は、少々のストレスでは動揺せず、相手に攻撃もしません。
対して、自尊心が高くても不安定な人はわずかなストレスでも傷つき、それを回復しようとして相手を攻撃します。
自尊心の低く安定している人は傷つけられても、「まぁそんなものか」と思っているので、あまり気にしないのです。
自尊心が低く不安定な人は攻撃性が相手に向かず、自分に向かい、自傷行為に走ります。
(抑うつ傾向にもなる)
冒頭では、「幸福だと自尊心(自己肯定感)も高くなる」と言い、「「自己肯定感が高いと幸福である」という因果は示しませんでしたが、実はあるかもしれません。
これは「(自己肯定感が高い)楽観的だと幸福度が高い」という別の主張にもなります。
しかし、楽観的な性格は半分が遺伝、もう半分は幼少期の環境で決まるので、僕たちではどうしようもありません。
ですが、自尊心が高いタイプが「皆から好かれている」と楽観的に思う傾向があっても、他者からの評価は自尊心の高低に影響を受けないのです。
むしろ、自尊心が高いタイプは最初は好かれますが、徐々に評価が下がり、勘違い野郎(KY)とみなされます。
対して、自尊心が低いと「最初は消極的だ」と思われますが、徐々に「協調性があっていい」と評価されることもあります。
以上要約でした。
ここからは僕の意見になります。
2 僕の意見。
自尊心には4つのタイプがあると分かりましたが、傷つきにくいタイプは「自尊心が低いけど、安定感があるタイプ」です。
(世の中、そんなものだよね」と達観しています)
対して、傷つきやすいタイプは「自尊心が高く、不安定な人」です。
ストレスに弱く、仮に攻撃されたら、元々高い自尊心を回復しようとして相手を攻撃します。
ところで、僕は実地調査で、質問「あなたはナルシスト度(自分大好き)で、7点満点で点数をつけるとしたら何点をつけますか?性格・能力・外見の総合点でお願いします」も聴いています。
(ナルシスト度質問)
7点満点や8点以上と答える人は本物のナルシストであり、自身がナルシストであることを恥じません。
ですが、ここで性格・能力・外見という3つの区分に分けたことに注意を払ってください。
つまり、性格が5点以上と高くても、能力が3点、外見が2点など、ばらつきが出てきます。
で、傷つく場面でも多様であり、能力の評価(学業や仕事など)、性格の評価(社会的成功や交友関係など)、外見の評価(モテ)で、それぞれ異なっているのでは?仮説です。
自尊心も、「大雑把に分けて、この3つぐらいに分かれていて高低があるのでは?」説です。
能力の自己評価が高い人(顕在的自己評価よりも、潜在的自己評価)は、「仕事ができないよね」と悪口を言われても大して気にしないでしょう。
なぜなら、内心で自分に心底自信があり、「いくらでも挽回可能だ」と思っているからです。
悪口を言われたら、ストレスに弱いタイプだった場合、元々高い自尊心を回復しようとして、相手を攻撃するかもしれません。
性格の自己評価が高い人(顕在的自己評価よりも、潜在的自己評価)は、「性格が悪いよね」や「友達が少ないよね」と悪口を言われても大して気にしないでしょう。
なぜなら、内心で性格の良さに自信を持っており、いくらでも友達が作れますし(人気者)、孤独も怖くないからです。
悪口を言われたら、ストレスに弱いタイプだった場合、元々高い自尊心を回復しようとして、相手を攻撃するかもしれません。
外見の自己評価が高い人(顕在的自己評価よりも、潜在的自己評価)は、「モテなさそう」や「声や外見がキモい」と言われても、大して気にしないでしょう。
なぜなら、内心で自分の外見に自信を持っており、インスタなどに自分の写真を投稿してもまったく気にならないほど、むしろ皆に見せたいぐらいの欲求があるからです。
悪口を言われたら、ストレスに弱いタイプだった場合、元々高い自尊心を回復しようとして、相手を攻撃するかもしれません。
大抵の場合、悪口やブロックなどで傷つく場合、図星であるケースが多いのです。
自尊心の総合的な低さか、性格・能力・外見のどれかが低く、その3つのうちのどれかで「図星をつかれて悪口を言われると傷つく」のです。
僕の場合、潜在的自尊心は能力は7点満点中6ぐらいであり(実際のスキルよりも、努力できる才能が大半を占める)、性格も6点ぐらいですが、外見は2点ぐらいになります。
外見に関しては醜形恐怖症の気があります。
(醜形恐怖症の人のルックスは客観的に見たら実は良い場合が多いのですが、主観的な感じ方が低いのです)
ですから、モテ・非モテの悪口や外見に対する悪口については、敏感になります。
(能力や性格の悪口は大して気にしません。SNSでブロックされてもほぼ気にしません)
「自分が傷つく部分(能力、性格、外見)はどれか?潜在的自尊心が実は低いのはどれか?」を認識しておけば、対処法が見つかるかもしれません。
僕の場合、外見への自尊心は元々低いのに、モテへの悪口を言われると傷つき、相手を間接的に攻撃したことはあります。
僕はストレスに弱いタイプではありますが、自尊心が高かった場合に攻撃するのが普通なのに、僕のケースは当てはまりません。
(上記の理論に欠陥があったのか、僕が例外だったのでしょうか)
そんなに僕は恋愛経験が豊富ではないので、そこにコンプレックスがあり、傷ついたのかもしれません。
(「こっぴどく振られた経験はないですし、好かれる場合も多かったのに」です)
3 嫌われる勇気というビジネス書がいらない考え方
さて、最後に、タイトルの通り、「嫌われる勇気というビジネス書がいらない考え方」を伝授します。
潜在的自尊心の低い部分がある箇所は、そこが自分の「傷つく図星ポイント」だと自覚しておき、なおかつ安定感(ストレスに強いか、弱いか)も自覚しておくことで、「ダメージを減らせる」と思います。
さらに、以下の考え方も持っておくと、多少は気が楽になるでしょう。
・2対6対2の割合の考え方。
いわゆる、万人に好かれる人は存在せず、「2割の熱狂的なファン、6割の中立か無関心層、2割のアンチがいる」という図式です。
この割合は人気者や嫌われ者だと、多少は変わるでしょうが、ともかく、「どんな人気者にもアンチがいて、どんな嫌われ者にもファンがいる」ということになります。
これを知っておけば、「万人に好かれるのがいかにバカらしいか」に気づきます。
・アンチは養分か、犬だと思うこと。
ホリエモンの言葉に「アンチは養分」があります。
アンチは自分の注目度を上げてくれる養分なのです。
アンチなくして炎上はなく、炎上がなければ目立つこともないわけですから、アンチが養分になる場合もあるのです。
かなり良いことを言っていても知られなければ存在しないのと同じですから、多少はアンチのせいで炎上しても、目立ち、注目され、後でイメージ回復できたらファンがつくかもしれないのです。
また、ギャーギャー騒ぐ人のことは「ワンワン吠える犬だ」と思えばいいのです。
もしくは3歳児の赤ちゃんとかですね。
犬や3歳児の赤ちゃんに対して、本気で怒る人はいません。
ギャーギャー騒いだり、悪口を言う人に対して、本気で怒ることの無意味さがわかろうものです。
・相手は不幸であり、何か事情があったのだと考える。
これは僕はあまりお勧めしませんが、ストレス対策としてよく言われることです。
(変に相手に同情してしまうからですね)
悪口や攻撃をする人は不幸であり、何かしらのトラブルがあってストレスを浴びたからこそ、「僕たちに仕掛けてきたのだ」と考えるのです。
まぁ相手が不幸だと分かったら、応戦するのもバカらしくなる効果はあるでしょう。
(惨めだなぁと)
この3つの手法はもはや王道なので、嫌われるのが怖い、「悪口や攻撃に対するストレス対処法を確立したい」という人は試してみてはいかがでしょうか?
ではこの辺で。(4975文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。
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