どうも、太陽です。(No23)
突然ですが、「ブロガーになりませんか?稼げますよ」というブログビジネスは過去に多くのブロガーが言っていました。
昔は、元祖ブロガーのイケハヤ氏がいましたが、今は数がかなり少なくなっています。
僕の知る有名人は「マナブさん、ヒトデさん」ぐらいになっています。
イケハヤ氏は、今は仮想通貨にシフトしています。
マナブさんは「プログラミング、YouTube、ブログ」など多方面から攻めていましたが、今は違う方面に進んでいます。
ここで、僕は「ブロガーの道はかなり険しいのでは?」という問題提起をします。
また、ブログビジネスはツルハシビジネスであり、それを理解した上で、ブログを始めるかどうか決めてほしいと僕は今回の記事で書いています。
興味がある人は続きをお読みください。
1 ツルハシビジネスとは?
いきなりですが、皆さんは「ツルハシビジネスとは何か?」知っていますか?
意味は「ビジネスを行うための道具やツールを提供することで稼ぐビジネスモデル」のことを指します。
「鉱山堀り」が例えとなっており、「自ら鉱山を掘るのではなく、ツルハシを提供する側で稼ごう」というスタイルです。
19世紀のアメリカで西部でゴールド(金)が見つかり、一攫千金を狙ったにわか採掘者たちが押しかけて、掘ろうとしました。
その際、金を掘り当てたのは一部であり、このゴールドラッシュで一番儲けたのは、にわか採掘者たちにモノを売った人です。
例えば、スコップ、ツルハシ、箕(みの)、または生活用品を売った人達、あるいは採掘者目当ての酒場も儲かりました。
特に、ゴールドラッシュ長者になったのは、リーバイ・ストラウスであり、ブルージーンズの代名詞ともいえる、リーバイスの創業者です。
当時、ズボンと言えば、普通のコットンが主流でした。
しかし、採掘者たちに、丈夫なズボンを売れば儲かると気づき、デニムのズボンを売って大儲けしました。
(「ブルージーンズの始まり」と言われています)
また、今や世界有数の金融フィナンシャルグループのひとつである、ウェルズ・ファーゴもゴールドラッシュで大儲けしました。
ゴールドラッシュ目当ては、採掘者だけでなく、盗賊もおり、現金を手元に置くのは危険です。
そこで、ウェルズ・ファーゴが銀行業を代わりにやりました。
採掘者たちのお金を預かったり、引き出す、動かす、振込みをするなどを引き受けたのです。
最近の例だと、デリバリーのドミノミザが、あります。
リーマンショック後、もっとも業績を伸ばした企業のひとつです。
リーマンショックで景気が悪くなり、人が外に遊びに行かなくなりました。
そうであるなら、家のソファで映画のDVDやネットフリックスを観て過ごすようになるのは予測がつきます。
その際、手軽な軽食としてピザが重宝され、大儲けしたのです。
ツルハシビジネスは、昔からある普遍的な手法です。
2 ブログビジネスもツルハシビジネスと同じである。
ブログビジネスも、僕は「ツルハシビジネスと同じだ」と思っています。
マナブさんはブログのアフィリエイトで月収500万ぐらいを安定して稼いでいて、本来ならそれだけで充分なはずでした。
そして、ブログビジネスの場合は「パイの奪い合い」という面があり、「キーワードでの熾烈な競争」があります。
儲けられるキーワード(例えば、クレジットカードや転職系など)は、大手企業や有力者が既に押さえており、今から参入しても勝ち目がありません。
そこで、ニッチなキーワードや、日々生まれている流行りのキーワード(いわゆるトレンドアフィリエイトと言われる)で、ほそぼそと稼ぐのがブロガーの定番路線になります。
(月収5万〜10万レベルです)
「大手や有力ライバルが参入しない、狙っていないキーワード」で勝負するというわけです。
その月収5万〜10万レベルを稼ぐのもけっこう地道な作業が必要であり、割に合うかは正直なところ不明です。
で、なぜ本業のアフィリエイトで儲けているブロガーが「自分の手法を他人に暴露しているか」といえば、以下の理由が考えられます。
1 | 自分は確固たる安定したキーワードを押さえており、狙われないと思っている。 | |
2 | 「ブログで稼ぐ道」へ誘導することにより、ブログノウハウの有料教材を売る。 | 情報商材。マナブさんも該当 |
3 | レンタルサーバーを契約させ、アフィリエイト代を得ること。 | ブログで稼ぐ気にさせた上で、WordPressを使わせる際にレンタルサーバーは必須なので契約させます。 |
4 | ブログアクセスを稼くことで、GoogleAdsense料を増やす。 | ヒトデさんはYouTubeの視聴回数を増やすことで、広告料も狙っている? GoogleAdsenseは数年後にオワコン化すると予測されています。 |
5 | ブログノウハウの教祖的立ち位置で、ファンを増やし、他ジャンルへ波及させる効果を狙う。 | マナブさんは多くのジャンルを手掛けており、ブログノウハウも教祖的立ち位置を確保する一つの手段。 僕もまずはコンテンツビジネスの教祖みたいな立ち位置を狙っています。 |
6 | オンラインサロン運営。 | ヒトデさんとナカジさんが運営しているABCスペースが有名か? |
さて、以下の動画で、マナブさんの収益構造が話されています。
https://www.youtube-nocookie.com/embed/Jhqvbu3trpk
【年商3億】僕のフリーランスチーム紹介【引きこもりは、これを見よ】
1 | 広告収益。 | YouTubeが月間200万円。 ブログが月間500万円。 ブログはアフィリエイトのことでしょうね |
2 | 教材販売。 | ブログの稼ぎ方。 プログラミングの始め方。 動画編集の稼ぎ方。 合計月間1500万円 |
ちなみに、これらの売上はマナブさんのフリーランスチームによって稼いでいます。
マナブさんだけに発生している金額ではない点が注意点です。
フリーランスチームのメンバーは外注さん系としては、能力がかなり高そうな印象です。
コミュ力やプレゼン力が普通に高くて、驚きました。
こういうメンバーと働くのであれば、効率がさぞ良いのだろうなぁと予測がつきます。
話を戻します。
完全に、本業(ブログのアフィリエイトやGoogleAdsense)で儲けるというより、ツルハシビジネス(ブログをやりたい人を集めることで儲ける)になっていますよね?
(マナブさんだけでなく、ヒトデさんの事例も当てはまりますし、または他の人も該当するでしょう)
そもそも「ブログでかなり儲けられるのはほんのひと握り」です。
正直なところ、金を稼ぐという目的なら、ブログはお勧めしません。
(月収5万〜10万程度でいいなら、挑戦するのもありでしょうが、割に合わないかもしれません)
よく考えたら、分かることです。
ブログの本業だけでかなり儲けられるのなら、ツルハシビジネスなんて手がける必要はないのです。
とはいえ、ツルハシビジネスを完全には否定しません。
「世の中の多くのビジネスはツルハシビジネスで回っている」とも言えるからです。
マコなり社長のプログラミングスクールに関して言うと、以下のことが言えます。
プログラミング事業で続々とスタートアップなどを産み出し、収益を出せるなら、学校運営なんてする必要がありません。
プログラミング教育サービスのProgateやドットインストール、その他の多くのサービスがツルハシビジネスになっています。
また、大学もある意味でツルハシビジネスです。
最終目標の社会人でバリバリ活躍し、本業で稼ぐのではなく、「社会人になるための勉強をさせるという面」では学校・教育系ビジネスは全て、ツルハシビジネスとも言えそうなのです。
僕も、本来なら、起業すればいいはずです。
(もちろん視野に入れています)
そして、僕も「起業ノウハウを教えている時点でツルハシビジネスの亜種」なのです。
ツルハシビジネスは世の中の多くの場所で行われており、これを否定すると、教育系ビジネスはほぼ該当し、否定することになってしまいます。
なので、僕は全否定はしませんが「ツルハシビジネスだという認識を読者には持ってもらった上で、ブログに挑戦するかどうか、決めて欲しい」と思います。
僕も、ブログ運営やライタースクールを将来にまったく作るつもりがないか?と言われたら、否定できませんので。
本業だけで稼ぐのはやはり収益源として弱く、本業で培ったノウハウを他人に教える教育系は簡単に流用できるので、効率良く稼げる手法なのです。
だから、多くの人が本業以外に学校運営・教育系を手掛けています。
このカラクリを知った上で、「ブログなり、YouTubeなり、起業をするかどうか、決めればいい」と思います。
3 最後に。
最後に、文章起業というジャンルがあります。
Webライターで月収5万・月収15万・月収50万・月収100万へ至るまでの過程が詳細に書かれている良書があります。
「副業・在宅OK、未経験からはじめられる 「文章起業」で月100万円稼ぐ!」
Webライターの人にとってはかなり視野が広がる本であり、「こんな世界があるのか!」と驚かれることでしょう。
また、文章を本格的に学びたいなら、以下の本がお勧めです。
超ベストセラーの「嫌われる勇気」を書いたライターの人の本です。
文章が非常に上手く、こういう超一流の書き手に文章テクニックやコツを教えてもらうのは上達への近道です。
参考になる箇所があったら幸いです。
ではこの辺で。(4046文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。
参考・引用文献。
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