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謝罪術「謝罪するのに「金の問題じゃない」のに「金が必要になる」件」 

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どうも、太陽です。(No87)

 

突然ですが、タイトルの、金の問題じゃない件とは「子供を殺された」など、死に関するものが多いです。

または、「重い障害や後遺症が残った」なども当てはまるでしょうか?

 

金を払ってもらうより、「子供が生き返る」か「重い障害や後遺症がなくなる」ほうが、よほどいいですよね?

(普通の人の感覚ならば)

こういう金の問題じゃない件なんですが、結局は「金が必要になる」というテーマで話していきたいと思います。

興味がある方は続きをお読み下さい。 

目次

1 謝罪するのに「金の問題じゃない」のに「金が必要になる」件の概要。 

まず、概要を書きます。

「謝罪を求めたり、クレームを入れる人」がいたとして、「金の問題じゃない!」と言う客がいるとします。

その客は本音でも「金で済む問題じゃない!」と思っています。

ですが、結局は金を返還されたり、補償されれば許す気がでてきます。

 

「謝って許されるなら、警察はいらない」とよく言われます。

確かにその通りでしょう。

一時的な土下座をいくらされようが、怒りが頂点に達した人には通用しません。 

2 子どもを殺された親の例。 

具体例で見てみましょう。

子どもを殺された親がいるとします。

その親は犯罪者が捕まった後に、「いくら謝罪されても許すつもりはない」でしょう。

まさに、「謝って済むなら警察はいらない」状態です。

 

ですが、ここに金銭補償として3億円〜5億円が支払われるとしたら、どうなるでしょうか?

その金銭は、犯罪者の親族が出すとします。

確かに、殺された子どもは二度と戻ってこなく、金で代わりにはなりませんが、怒りは謝られるよりは収まるのではないでしょうか? 

なぜなら、金というのはかなりの労力・苦痛を伴って稼ぐモノであり、「その長年の苦労が支払われた」と思うでしょうし、野暮な話ですが、「金が入ることで少し遺族の生活も楽になる点もあるから」です。

つまり、「金の問題じゃない」のに「金があればある程度は怒りを抑えられる」ということです。

 

これが、いくら土下座されようが、遺族は思うはずです。

「死刑になればいい」と。

金が払えないのなら「死んで償え!」と。

子どもがされたように。

これが遺族の気持ちです。

 

謝罪というのは、このように一見、「金の問題じゃないと言われても金で解決できる場合が多い」のです。

(たまに金よりも「死んで償え派」や「金よりも同等の拷問系で苦しめ系」がいます) 

3 「競争社会の歩き方」の事例。 

「競争社会の歩き方」という本にも、これと似た事例が載っています。

まず、P75・76と78からの引用です。

 

経済学的には金銭的・非金銭的な負担を伴わない謝罪はチープトークと言われ、関係者にもともと利害が一致する場合があるような場合を除いて、相手に信頼されないと考えられている。

中略。 

シグナルとしての謝罪

口頭や書面による謝罪のように、単なる言葉だけのものではチープトークであるので、信頼を取り戻すことができない。

謝罪が信頼を取り戻すために有効なのは、それが金銭的・非金銭的コストをともなうものでないとだめだ、ということを理論的に明らかにした経済学の研究がある。 

金銭的・非金銭的なコストをともなった謝罪をしてはじめて、人々は本人が本気で謝罪し、行動改めるということを信頼する

つまり、謝罪が単なるチープトークではだめで、本気の気持ちを示すためのシグナルとしてとらえられてはじめて、人々はその人を許し、再び信頼してもらえるのだ。

中略。 

不十分な金額なら出さない方がまし

では、費用をともなう謝罪をすれば許されるかというとそうではない。

本気度を示すシグナルとなるためには相応の費用が必要だ

以下、略。

以上、ここまで。

 

詳しくは本書をお読みください。 

4 子どもを殺された親の例の続き。 

話を戻します。

先ほどの、子どもを殺された親の話です。 

金銭補償として、犯人の親族が3〜5億円を払ったら「単に謝られるよりかは怒りが多少は静まる」と書きました。

つまり、この問題はシグナルの問題なのです。

 

例えば、中流家庭の親族たちが5000万円を集めて、遺族に渡したとしたら、必死度・本気度が伝わります。

彼らは「限界を尽くした」と考えるからです。

これが富裕層で資産が30億ある親族が、5000万円を渡したとしたら、どうなるでしょうか? 

おそらく本気度、必死度の伝わり方が異なります。

 

「金の問題じゃない」謝罪に関しては、本気度・必死度のシグナルが大事なのです。 

一般的には「多額の金を渡せば許してもらえるだろう」と浅く考える人は考えがちです。

ですが、上記のように、金を渡す側の立場の問題も絡んでくるのです

あくまでシグナル問題ですから。

 

上記の話を「金の問題じゃない」のに「金が必要になる」件は、「金を渡しておけばいいんだろう」と浅く捉えてしまうと失敗します。 

政治家で、「所詮、金目でしょ」と発言した人がいました。

謝罪のシグナルについてわかってないから、こういう発言が出たのでしょう。

要注意です。

 

加えて、森友問題では遺族に賠償金が支払われることに決まりましたが、結局は税金なのです。

(これに国民はもっと怒るべきです。関与した本人達の自腹ならば、必死度・本気度の謝罪が伝わるのに、税金ですから、まったく反省が見られません) 

5 命を奪った場合の謝罪の相場。 

また、命を奪った場合の謝罪は相場があるでしょう。

さきほどの30億の資産家なら、殺された人の生涯賃金を元にした補償料金が相場になるのではないでしょうか? 

例えば、今後、100億稼ぎそうな凄い人の命を奪っておいて、3億ぐらいの補償金を渡しても遺族の怒りは収まりにくいでしょう。

しかし、一般人であり、生涯賃金が3億ぐらいの殺された人への補償金としては3億渡せば十分でしょう。

 

もちろん、立場の問題もあり、中流層の5000万は重みが違います。

金持ちの場合なら、「3億渡せば十分なのでは?」という意味です。

金持ちの5000万は重みが足りないのです

 

また、これは「命を奪った」というかなり最悪な場合であり、本当に本来なら「金の問題じゃない」問題です。

しかし、そういう「金の問題じゃない」問題に敢えて、本気で謝罪するとしたら、どのような方法があるか?を考えると、結局、金になってしまうという事例です。 

交通事故で後遺症が残る場合の補償金でも、1000万ぐらいを僕の知り合いの親はもらっていました。

つまり相場があるのです。 

6 もっとわかりやすい例。本気度の高い謝罪はどれ?

さて、ここで、もっとわかりやすい例を出しましょう。 

彼らの中で必死度・本気度が高い謝罪をしている人は、どなたでしょうか? 

1丸坊主謝罪をしたAKBの峯岸みなみさん。
2麻雀で負けて、丸坊主にしたホリエモン。
3元々、坊主だった人がお坊さん系の完全丸坊主にする例。

これは1だと即座にわかるでしょう。

女性が丸坊主にするのは想像しにくいからです。

美も犠牲にしています。

 

対して3の元々坊主だった人がさらに完全坊主にしたからといって謝罪になっているでしょうか?

このように同じ丸坊主という謝罪なのに立場によってこうもシグナルが変わるのです。 

謝罪はシグナル問題だと覚えておきましょう。

 

最後に、ムカつく相手に言い返す技術の本も紹介しておきましょう。

(謝罪術じゃないですが、言い返す技術の習得も大事です) 

「「言い返す」技術 ムカつく相手にスパッと言い返す」

3.5点。

タイトル通り、ムカつく相手にスパッと言い返す技術が37つ載っている。

そしてそのムカつく言葉を発する人の心理状態まで書いており、非常に参考になる。

そのまま本に載っている通りに言い返す言葉を使える場面もあるだろうし、応用しないといけないこともあろう。

この本を使い倒すとしたら、いろいろと言われた場面を想像して自分ならどんな言葉を返すか想像するというのもありそう。

過去、こういう本に書いてあった場面に遭遇したこともあり、共感しながら面白く読めた。

非常に参考になる」

以上、ここまで。

 

ではこの辺で。(3384文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

 

参考・引用文献。

「競争社会の歩き方」

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この記事を書いた人

大量の情報を咀嚼して、独自の視点からの考察・分析・エッセイ記事などを書いています。

質で勝負するブログのため、敢えて正体を明かしていません。

ブロガー歴10年以上。多数のブログ運営経験あり。

得意分野。経済、ビジネス、教育、心理学、執筆、アイデア発想など。

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