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科学と宗教と陰謀論。「科学が浸透すれば宗教は衰退するのか?」

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どうも、太陽です。(No177)

 

突然ですが、タイトル通り、「科学が浸透すれば宗教は衰退するのか?」について考えていきます。

そして、科学と宗教と陰謀論という「人々が信じる軸が3つか、それ以上に増えてきたこと」を指摘します。

このテーマに興味がある人は続きをお読みください。

目次

1 自然科学と宗教の相性は意外といい?

いきなりですが、宗教には主に、仏教、キリスト教、イスラム教の3大宗教があります。

仏教は多神教であり、信仰する対象が複数います。

キリスト教は一神教であり、全能の神を信仰しています。

イスラム教も一神教で、信仰の対象は唯一絶対の神「アッラー」です。

 

仏教は経典を教えとしており、この世はだと認識していて、悟りを開いて、「永遠の安楽を得よう」と説いています。

キリスト教は聖書を教えとしており、神の国に入るためには自らのを悔い改め、神の赦しと慈悲を請わなければならないと説いています。

(同時に「隣人を愛せ!」と言っています)

イスラム教はコーランを教えとしており、「6つの存在を信じろ!」(六信)と言い、五行と呼ばれる具体的な行動で示せ!と説いています。

(「六信を信仰し五行を実践し続けよ」という教え)

 

どの宗教にも共通しているのが、何らかの存在(神が多い)を信じ、教え(経典や聖書やコーラン)を基に、「悟りを開いたり、神の赦しと慈悲を請うたり、五行を実践し続けろ!」というモノです。

 

では科学とはどういうモノかと言ったら、「一定の目的・方法のもとに種々の事象を研究する認識活動。 また、その成果としての体系的知識」とあります。

自然科学人文科学社会科学があり、哲学・宗教・芸術とは区別されます。

 

で、僕は以下の本を最近、読破しました。

「文系のためのめっちゃやさしい無とは何か」

「文系のためのめっちゃやさしい超ひも理論」

「文系のためのめっちゃやさしい脳」

「文系のためのめっちゃやさしい人体」

「文系のためのめっちゃやさしい相対性理論」

 

これら5冊は自然科学(物理学、医学など)に該当するでしょう。

そして、上記の5冊を読んだら、「宇宙とは何か?」「素粒子(世の中の最小単位)とは何か?」「人間の人体や脳とは何か?」などに思いを馳せる結果となりました。

 

世界は原子でできており、原子はさらに原子核電子に分けられます。

原子核はさらに陽子中性子に分けられます。

で、陽子はさらにアップクォーク2個とダウンクォーク1個、中性子はアップクォーク1個とダウンクォーク2個でできています。

そして、電子とアップクォークとダウンクォークなどをそれ以上分けられない最小の単位として、素粒子と呼びます。

 

そして、まだ未完成ですが、この世の物理法則を一つで一貫して説明できる「超ひも理論」が研究されています。

超ひも理論によると、素粒子は今のところ、17種類あり、さらに素粒子はなんと「ひもでできている」と言っています。

また、自然界のあらゆる力は、たった「4つの力(重力、電磁気力、強い力、弱い力)で説明できる」と主張しています。

加えて、超ひも理論ではこの世は3次元ではなく、「9次元でできている」というのです。

 

「人間とは何か?宇宙とは何か?」という想像を膨らませられます。

詳しくは以下の本をお読みください。

「文系のためのめっちゃやさしい超ひも理論」

 

加えて、「文系のためのめっちゃやさしい脳」を読めば、脳の機能・神秘について思いを馳せることになります。

脳化指数というモノがあり、「その動物がもつ脳の重さが、その動物の体重に見合った標準的な脳の何倍にあたるか」を示す数値があります。

ヒトは基準よりも約7倍も大きい脳を持っています。

イルカ(およそ5)、チンパンジー(およそ3)、カラス(およそ2)などがいて、それなりに知能が高いです。

 

「文系のためのめっちゃやさしい人体」の本を読めば例えば、以下のことが勉強できます。

成人男性の約30%が男性型脱毛症を発症。
口に入った食べ物は約24〜72時間後に便として肛門から排泄される。
筋肉が発達して肥大したスポーツ心臓がある。
体重の2〜3%にすぎない脳には、心臓から出る血液の約15%が届けられ、エネルギーの約20%が脳で消費される。
左脳と右脳の具体的な働きの違い。

とにかく、人体について扱う対象が幅広く、かなり勉強になります。

医学生は必須として学んでいる内容でしょう。

 

そして、こうして行き着く先が量子論となり、以下の本のような宗教的?占い的な自己啓発本にも近づくのです。

高橋宏和氏の本が以下。

「「量子力学的」願望実現の教科書 潜在意識を書き換えて思考を現実化する11の法則」

 

村松大輔氏の本が以下。

「現象が一変する「量子力学的」パラレルワールドの法則」

 

どちらもある種の「引き寄せの法則」みたいな内容だろうと推測できます。

「あなたの「周波数帯」が変わると、現れる「人・物・事」が変わる」とも書いてあります。 

単なる引き寄せの法則だと、二番煎じなので、量子力学的と付け加えています。 

 

ところで、オウム真理教の地下鉄サリン事件の実行犯には、理系の高学歴が多かったのです。

林郁夫は慶応大学を卒業した心臓外科医。
豊田亨は東京大学理学部。
廣瀬健一は早稲田大学理工学部の応用物理学科を首席で卒業。

 

また、僕の以下の記事から、抜粋します。

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宗教対立と宗教戦争について、島田裕巳さんの本を読んでまとめました。

 

ところで、オウム真理教の幹部たちの中には高学歴の人間が多かったのです。

で、同時多発テロの実行犯と補佐役にもハンブルグ工科大学、その留学生やハンブルグ専門大学の留学生などがいて、高学歴でした。

自爆テロリストの共通点として、以下があります。

貧困にあえぎ、満足な教育を受けられなかったのではなく、むしろ高い教育を受けて大きな可能性が広がっていたのに、厳しい現実にぶつかり、それを容易には解決できない状況です。

 

マルチ商法に引っかかりやすいのは、「高卒で出来のいい若者か、大卒の出来損ないだ」と言われています。

テロリストの場合も、優秀だと思っていて、一流の大学に進みましたが、その生い立ちなどから思っていたほど十分な待遇を得られず、劣等感を育て、それが彼らをテロリストに走らせた可能性が考えられます。

以上、ここまで。

 

現実に絶望し、さらに医学や物理学などを学び、「人間とは何か?宇宙とは何か?」みたいなバックグラウンドの人は、救いを宗教に求めてしまうのかもしれません。

つまり、「自然科学と宗教は相性が意外といい」ということになります。

 

ここで、自然科学と限定した理由を説明しましょう。

自然科学以外の、社会科学や人文科学は、そこまで宗教的な思考や犯罪と結びつかない仮説が僕の中にはあります。

社会科学は、「政治学・法学・経済学・経営学・会計学、近現代史・言語文化・地域研究・国際関係・社会学」などになります。

 

どれも、「実社会や実社会の仕組み・システム・ルール」について学ぶのと、「実社会においてどのような行動をすべきか?」というふうに、現実社会について視点が移ります。

自然科学のように、「人間・生物とは何か?宇宙とは何か?」みたいな方向性に行きません。

 

人文科学は、主に人間の精神や文化、あるいはそれらを可能にする人間自体を研究対象とする学術分野とあります。

具体的には文学部、外国語学部、人文・教養・人間科学部、教育・教員養成系学部です

 

つまり、「人かモノ(自然科学やコンピュータなど)のどちらに興味があるか?」で「どの学問に進むべきか?適性が決まる」と思われますが、人文科学に進む者はに興味があるのです。

人に興味があり、だからこそ、そこまでコミュ障にならず、人との関わり合いで悩まず、実生活で暮らしやすくなります。

 

対して、自然科学はモノに没頭するので、コミュ障が多いです。

そして、人との関わり合いで苦悩し、学問や仕事で成果が出せなくなったら、「宗教などに救いの目を向けるのだ」と推測します。

社会科学は宗教と最も価値観が遠く、ビジネス戦争民間の会社で有用で、僕もこの学問にどっぷりはまったので、宗教の価値が理解できませんでした。

(経済学・経営学を学んだことで、ビジネスのことばかり考えてましたからね)

しかし、自然科学の本を読んでみたところ、「自然科学と宗教の相性の良さ」に気づきました。

 

さらに、自然科学の人はモノに偏重しがちで、コミュ障になりやすく、「救いの目を宗教に向けるのだろうなぁ」と推測しました。

僕は芸術や人文科学系も学んでおり、心理学も詳しく、宗教の必要性をまったく感じていませんでした。

そして、宗教の本を何冊も読んでみましたが、未だに価値がわかりません。

そこまで根拠がない教えを信仰し、「よく分からない苦行をやらされる」という解釈をしています。

 

ちなみに、以下の記事では、科学を信頼している人ほど、「疑似科学やフェイクニュースを信じやすい」と書かれています。

https://gigazine.net/news/20211120-trust-science-pseudoscience/

科学を信頼している人ほど「疑似科学を信じてしまいやすい」ことが判明、一体どうすれば偽情報から身を守れるのか?

 

しかし、科学的な方法論について精通している人(科学リテラシー)、や「批判的思考がある人」は騙されにくいことも分かっています。

理系の高学歴の人たちは、科学的な方法論については熟知していたでしょうに、現世での苦悩(経済的?人付き合い?)の末、宗教に救いを求めてしまったのでしょうか。

 

では、次に、理系の高学歴が宗教やカルトにハマる訳をもっと見ていきましょう。

2 理系の高学歴が宗教やカルトにハマる訳。

さて、日本では、特に、倫理や道徳観が普及していなく、空気という規範で秩序が成り立っています。

「ここまでは言ったり、やったりしていいけど、ここからは言ったり、やってはいけない」という常識や多数派の意向みたいな意味合いが空気であり、規範です。

 

法律は罰則がありますが、空気は文化や教育や国民性によって長年培われてきたものです。

宗教信仰の外国では、宗教が規範であり、それを信じ、ある程度の秩序が成り立っています。

 

さて、以下の記事では、自然科学のすごさを過信してしまう理系の高学歴が、神の姿を重ねて見てしまう、つまり「宗教やカルトにはまる」という話がされています。

https://toyokeizai.net/articles/-/631660

高学歴・理系エリートがカルトにハマる意外な訳

 

論理ですべて考えてしまうのが理系の特徴ですが、「人を殺してはいけない」などは規範論です。

つまり、自然科学では規範論は扱えないのです。

 

論理が通用しなくなり、規範論の世界で苦しんだとき、「カルトが手を差し伸べてくる」といいます。

というわけで、人文科学や社会科学を学んでいる人は、「宗教などは必要ない」と推測します。

ですが、自然科学の人は「宗教に変わる何か(規範や心理学など多数)を学ぶべきだ」と僕は思います。

3 科学と宗教と陰謀論。

科学と宗教も「何かを信仰する」という意味では共通しています。

 

そして、以下の記事で書いたように、陰謀論を信じる人も増えています。

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ガーシーや陰謀論を信じている者は負け組か、自分のためである

 

科学でも宗教でもなく、第3の勢力である陰謀論を信じ、それに基づいて行動する人達です。

陰謀論を信じる人達も、宗教と同じような意味で、救いを求めています。

詳しくは記事を読んでもらいたいのですが、現世で自分が負け組なのは、「特定の権力者のせいだ!」という「陰謀に結びつく」ということです。

 

また、以下の記事にあるように、日本人の8割がTwitterの短文すら理解できないのです。

https://president.jp/articles/-/63846?page=1

「日本人の8割がTwitterの短文すら理解できない?」…急増する”バカ”の正体

 

IQや読解力が低ければ、社会での底辺層に居続けること必至です。

その層が、宗教や陰謀論に傾倒してもおかしくありません。

おまけに、論理的な理系の高学歴まで宗教と相性が良く、加勢してきます。

 

ところで、以下の記事では、「良い人(他人に優しくするのが好きで、他者とうまくやれる」みたいなキャラ)が人生を有利に生きていけるのか?それとも不利な人生なのか?」考察されています。

https://yuchrszk.blogspot.com/2022/11/blog-post_25.html

「良い人」は人生を有利に生きていけるのか?それとも不利な人生なのか?

 

結論は、詳しくは記事を読んでもらいたいのですが、良い人のメリットとデメリットを比較しつつ、良い人でいることに越したことはないとなっています。

 

また、以下のメンタリストDaiGoの動画では、良い人はいわゆる舐められ体質であり、それの診断テストが話されていますのでチェックしてみてください。

5つ当てはまったら危険【舐められ体質】診断テスト

 

良い人でさえ、詐欺などを行う悪い人に騙されて生きづらくなっています。

 

さて、「科学が浸透すれば宗教は衰退するのか?」のタイトルへの答えとしては、以下になります。

僕は「科学を心底理解し、なおかつ科学リテラシーや批判的思考を持った人が少なく、依然として、宗教や陰謀論勢が幅を効かせる」と睨んでいます。

 

その根拠として、感情的な人間が増えているを挙げます。

1800年代は感情的な人間が多かったです。

しかし、1900年代になると感情的人間はかなり減りました。

さらに1980年代以降はまた感情的な人間が増えました。

加えて、2007年以降は1800年代よりもはるかに感情的な人間が増えた、とのこと。

 

つまり、科学的真実よりも社会的真実の方を重視する人間が増えたので、メディアも対応し、エビデンスに基づく報道がしづらくなっています。

と書いてきましたが、以下の記事によると、米国では「キリスト教離れ」が起こっているとのこと。

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/73699

米国でキリスト教離れが止まらない、教会の閉鎖も急増中

宗教に対する若者の信頼が崩壊、コロナ禍がダメ押し

 

ある調査によると、2020年、自身をキリスト教徒と認める米国人は64%でしかいなくなったとのこと。

そして、米国人の30%がいま「無宗教」であるそう。

残りの6%は、ユダヤ教、イスラム教、ヒンズー教、仏教のようです。

米国の若者の宗教離れが進んでいるのですね。

 

最後に、佐藤航陽さんのツイートを貼って終わりとします。

【中間報告】
①「成功は運か?努力か?才能か?」論争は、運をたぐり寄せるために試行回数(努力)が必要で、その過程で才能が開花する。

②「美学と成果のどちらを優先するべきか?」論争は、美学を捨てて成果を狙っても失敗する時はする。

二つは大して関係がない。

自分が幸福なほうを選ぶのが正解。

 

遺伝の影響も半分は関係していて、手持ちの持ち札は決まっていて、限られています。

けれども、「努力しないとチャンスがまったくなくなる」ということを知っておきたいところです。

美学というか、自分なりの生きやすい確固たる価値観を確立し、世間体や他人に左右されないようにすれば「世の中を上手に渡り歩き、生きやすくなる」と感じます。

 

最後に、今回、参考・引用文献として挙げさせていただいた本を再度、紹介して終わりとします。

「文系のためのめっちゃやさしい無とは何か」

「文系のためのめっちゃやさしい超ひも理論」

「文系のためのめっちゃやさしい脳」

「文系のためのめっちゃやさしい人体」

「文系のためのめっちゃやさしい相対性理論」

 

このシリーズはかなり面白いので、ぜひ読んでみてください。

視野が広がります。

 

さらに追加で以下の本を読了しましたので、紹介しておきます。

「14歳からのニュートン超絵解本 パラドックス」

「東京大学の先生伝授 文系のためのよくわかる死とは何か」

「「電気、マジわからん」と思ったときに読む本」

「14歳からのニュートン超絵解本 確率」

「東京大学の先生伝授 文系のためのめっちゃやさしい 微分積分」

 

ではこの辺で。(6268文字)

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

参考・引用文献。

「地図でスッと頭に入る世界の三大宗教」

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この記事を書いた人

大量の情報を咀嚼して、独自の視点からの考察・分析・エッセイ記事などを書いています。

質で勝負するブログのため、敢えて正体を明かしていません。

ブロガー歴10年以上。多数のブログ運営経験あり。

得意分野。経済、ビジネス、教育、心理学、執筆、アイデア発想など。

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