無能な味方は敵より恐ろしい「味方になる人・敵になる人、どう見分け、どう付き合えばいいか?」

どうも、太陽です。

 

本来は味方なのに冷たく接したり、本来は敵なのに優しくしていませんか?

突然ですが、普段の生活や人間関係の中で、次のような経験をしたことはありませんか?

  • 本来は味方である人に冷たく接してしまう。
  • 本来は敵である人に、つい優しくしてしまう。

「味方」「敵」という言葉を聞くと損得を思い浮かべるかもしれませんが、ここではそれ以上に重要なポイントがあります。

味方と敵の定義:損得を超えた視点

「味方」と「敵」を見分けるうえでの基準は次の通りです。

味方とは?

  • あなたを尊重し、損得を超えて応援し続けてくれる人。
  • 例えば、恋人であれば、別れた後も友人関係を続けられるような相手。
  • あなたが困難に直面したときでも、支えてくれる存在。

敵とは?

  • 一見、味方のように振る舞っていても、いざというときに裏切ったり、軽視したりする人。
  • 勝ち馬に乗るような態度を取り、あなたの勢いが衰えると手のひらを返すタイプ。

損得でつながる関係は脆い

もちろん、損得関係でつながることも大事ですが、それは非常に脆いものです。

ビジネスや政治における勢力争いでも同じで、真に信頼できる「味方」を持つことが重要です。

また、損得関係だけの「味方」を増やしすぎると、いざというときに裏切りや寝返りが発生します。

一方、無駄に敵を作るのも得策ではありません。

味方・敵との付き合い方を考える

では、どうすれば真の味方と敵を見分けられるのでしょうか?

また、味方や敵とはどのように付き合うべきなのでしょうか?

そのヒントを得るために、次のセクションでは具体例を挙げながら考察していきます。

興味がある方は続きをご覧ください。

目次

1 ツイートを活用した「味方・敵」の判別基準

Twitterで話題になった、みり。GOOCさんの以下のツイートをご紹介します:

まず、みり。GOOCさんの以下のツイートを貼ります。

「軍隊のマネジメントで、
①やる気あって能力のある人
②やる気なくて能力のある人
③やる気あって能力のない人
④やる気なくて能力のない人 だったら、
②の人をトップにおいて①の人を2番手におくのがよくて
、④の人は雑兵として使い、
③の人は組織のガンになるので真っ先に排除するって話、深い」

 

この考え方を味方・敵の判別に応用してみると、以下のように整理できます:

タイプ特徴付き合い方
やる気があって能力のある人(味方にしたい)理想的な味方。積極的に協力し、信頼できる存在。積極的に味方にして協力関係を築く。
やる気がなくても能力のある人(味方にしたい)冷静な判断力を持つ頼れる存在。ただし、やる気がないため自主的な行動は期待しづらい。味方にし、適切にサポートすることで力を引き出す。
やる気があって能力のない人(距離をとりたい)行動力はあるが方向性を誤ることが多い。組織のトラブルの原因になる可能性がある。距離を置き、過剰な依存を避ける。
やる気がなくて能力のない人(距離をとりたい)貢献度が低く、関係を深めるメリットが少ない。距離を取り、関係を最小限に抑える。

 

有能・無能だけで判断しないことの重要性

ただし、「能力があるかどうか」だけで味方を選ぶのは危険です。

以下のようなポイントにも注意が必要です:

  • 有能な敵のリスク
    能力が高くても、敵対する人はあなたの不利益を狙ってくる可能性があります。
  • 無能な味方の問題
    応援してくれる気持ちはありがたいものの、誤ったアドバイスをしてくることが多く、結果的に足を引っ張られる場合があります。
    (「無能な味方は敵より恐ろしい」という言葉もある通りです。)

味方と敵をどう選ぶか

  1. 本当の味方には感謝と信頼を
    損得を超えた関係を築ける味方を大切にし、関係を深めていきましょう。
  2. 損得関係の味方は適度な距離を保つ
    一時的な協力者としての役割を認識し、深く依存しすぎないようにします。
  3. 敵を無駄に作らない
    不必要な対立を避け、冷静に関係性をコントロールしましょう。

2 世の中は勢力争い。

世の中は、避けられない勢力争いの中で成り立っています。

「1人で生きる」という理想もありますが、現実には、人が集まれば派閥が生まれ、争いに巻き込まれることが少なくありません。

このような状況を理解し、味方と敵を適切に判別する能力は、自分が有利に生きていくための重要なスキルです。

味方と敵の見極め:有能・無能を基準に考える

「相手が有能か無能か」によって、敵や味方の対応は大きく変わります。

それを整理すると以下のようになります。

敵・味方の関係相手が有能な場合相手が無能な場合
敵の場合・敵はあなたを欺こうとする可能性が高い。
・警戒し、慎重に対応する必要がある。
・敵はあなたを攻撃するか、距離を取る。
・基本的に無視しても大きなリスクはない。
味方の場合・味方は強力に支援し、投資もしてくれる。
・信頼関係を深めるべき。
・味方は距離を取るが、丁寧に接してくれる。
・ファンを大切にする姿勢が重要。

敵・味方の曖昧な場合:カバートアグレッションとフレネミー

現実には、「敵なのか味方なのか判断がつかない」というケースが多々あります。

特に以下のような人々には注意が必要です:

  • カバートアグレッション:表向きは友好的だが、陰で攻撃的な行動を取る人。メンタリストDaiGo氏も警告しています。
  • フレネミー(Frenemy):友達のふりをして近づきながら、実際には敵意を持っている人。

こうしたタイプの人々は、味方のふりをして実際には敵であることが多く、正しく見極められないと、痛い目に遭うことがあります。

敵・味方・不明勢力への対応方法

  1. 味方の意見:基本的に信頼し、支援として受け止める。
  2. 敵の意見:そのまま受け取るのではなく、「何らかの意図がある」と疑いながら慎重に対応する。
  3. 不明勢力:敵と同様に警戒を強め、安易に信じるべきではない。

敵や味方が明確でない場合、誤った対応を取ると、味方を失ったり、敵を懐に入れてしまう危険があります。

自分のことを本当に思って行動してくれる相手を見極めることが、争いの中で勝ち残るカギです。

味方に有能な人を起用する重要性

味方となる人の中で、特に以下のような人を起用することが大切です:

  • 芽がある人:今は未熟でも成長の可能性がある人。
  • 既に実力のある人:安定して成果を出せる人。
  • 賢明な行動ができる人:冷静で合理的な判断を下せる人。

一方で、無能な人を無理に重要なポジションに据えると、味方全体が損失を被ります。

人選は慎重に行うべきです。

勢力争いに敗れたボスの末路

歴史を振り返ると、勢力争いに敗れたボスは悲惨な運命をたどることが多いです。

昔の日本では、打ち首島流しといった厳しい処罰が待っていました。

現代でも、勢力争いで敗れたリーダーは、ときには不正や隠蔽に手を染めたり、極端な行動に走るケースがあります。

たとえば、太平洋戦争時の日本は、敗北が見えているにもかかわらず玉砕的な戦いに突き進み、多くの悲劇を生みました。

3 味方・敵の判別の仕方と付き合い方

味方と敵の判別方法、そしてそれぞれへの対応については、人間関係を築くうえで極めて重要です。

以下では、これらを具体的に整理し、分かりやすく解説します。

1. 味方と敵を判別する方法

メンタリストDaiGo氏の動画やバージニア大学の研究では、ゲームのプレイスタイルや相手の行動パターンから、味方か敵かを判別する方法が解説されています。

詳細はDaiGo氏の有料動画や資料に譲りますが、ここでは一般的な判別の手がかりを紹介します。

https://www.youtube-nocookie.com/embed/Tl2rHXEMGnQ

ゲームのプレイスタイルでわかるサイコパス

人間の無意識的な判別基準

人間は本能的に、以下の「しるし」を基に、他者を味方か敵か、あるいは安心できる相手かどうかを瞬時に判断しています。

  1. 性別
    • 男性にとって:若い女性は性愛の対象、若く屈強な男性には危険を感じる傾向。
    • 女性にとって:若い男性は性愛対象であると同時に、潜在的な脅威ともなる。
  2. 年齢
    • 子どもや老人は危険性が低いため、通常は無視する対象になりやすい。
    • 同年代の相手には、特に警戒心や競争心が向けられることが多い。
  3. 社会(内集団と外集団)
    • 「自分たち(内集団)」と「それ以外の人々(外集団)」の区分で判断。
    • 例:黒人と白人、日本人と外国人、与党派と野党派など。

内集団と外集団の具体例

例えば、アメリカで白人と黒人の写真を見せると、最初は人種で区分けされます。

しかし、バスケットボールのユニフォームを着せた写真を見せると、今度は「チーム」で区分けされます。

このように、状況やしるしによって、相手を「味方」または「敵」と判断します。

2. いじめ問題と「異質性」のしるし

いじめが発生する背景には、集団の中で「異質」とみなされる人が存在することがあります。

異質性は多様な要因によって判断され、それが集団内で孤立や攻撃の対象となるきっかけになります。

異質性が原因でいじめられる例

  • 陽キャの集団に陰キャが1人混じる場合、異質性が目立つためにいじめられる。
  • 職場などで年齢層が偏っている場合も同様で、例えば、20代1人だけが40代中心の職場にいる場合や、その逆に40代1人だけが20代中心の職場にいる場合、少数派として孤立しやすい。

特に日本のように協調性や同調圧力が強い文化では、集団と異なる性質を持つ人が標的になりやすい傾向があります。

異質性を示す「しるし」の具体例

いじめや排除の背景には、以下のような「しるし」が影響する場合があります:

  1. 宗教や身分
    • 例:カースト制度や宗教的違いによる偏見。
  2. 民族・国籍
    • 例:パレスチナ問題など、民族間の対立。
  3. 政治的立場
    • 例:共和党支持(保守)か民主党支持(リベラル)かの違い。
  4. 性格・特性(BIG5理論)
    • 例:
      • 協調性が高いか、一匹狼タイプか。
      • 陽キャか陰キャか。
      • 努力型(真面目)か、適当型(ギャンブラー)か。
      • 起業家やクリエイター系か、公務員系か。
      • 楽天家か、繊細で傷つきやすいガラスのハートタイプか。
  5. 外見
    • 例:美人かそうでないか、イケメンかそうでないかなど、容姿の違い。
  6. 知能指数(IQ)
    • 例:頭が良い人か、そうでないかの違い。

 

これらの「しるし」によって、集団内で無意識に線引きが行われ、「自分たち(内集団)」と「それ以外の人々(外集団)」が区分けされます。

この区分けが、いじめや排除のきっかけとなるのです。

集団に属していながら異質性を感じさせる存在がいる場合、その人がいじめの対象になる可能性が高くなるため、こうしたしるしに基づく偏見のメカニズムを理解することが重要です。

3. 味方・敵への対応方法

味方や敵への具体的な対応方法を整理すると以下の通りです。

味方への対応

  1. 味方で有能な人
    積極的に支援し、信頼関係を深める。投資を惜しまないことで、より強力な味方となってもらう。
  2. 味方で無能な人
    丁寧に接し、邪険には扱わない。ただし、距離をある程度取り、重要な決定には関与させない。

敵への対応

  1. 敵で有能な人
    慎重に対応し、欺くことも選択肢の一つ。場合によっては距離を置いて関係を断つ。
  2. 敵で無能な人
    基本的にスルーし、労力を割かない。必要以上に関与しないことでリスクを避ける。

4. 裏切りと誠実さの判断基準

裏切りは、味方と信じていた相手にされた場合、大きなダメージをもたらします。

しかし、裏切りに見える行動が必ずしも「敵対」ではないこともあります。

誠実な対応の例

  • 恋人が別れを告げた後、誠実な関係を築こうとする場合(別れた後も)、それは敵ではなく、誠実な味方の行動です。

敵の特徴

  • 一方で、別れた後に害を及ぼそうとする相手は、味方のフリをしていただけであり、敵の行動を取っています。

5. 相手から見たあなたへの対応

相手の行動から、自分がどのように見られているかを逆に考えてみることも重要です。

相手が味方か敵かあなたが有能な場合あなたが無能な場合
味方積極的に支援してくれる(投資も含む)。距離を取りながらも、丁寧に接してくれる。ファンは邪険にしない。
慎重に対応し、欺こうとしてくるか、距離を取って様子をうかがう。攻撃してくるか、完全にスルーされる。投資はされない。

6. 誠実さを見極めるポイント

味方か敵かを見分けるためには、相手の誠実さが重要な判断基準となります。

  • 味方の行動:誠実に接し、継続的にあなたを支援する姿勢が見られる。雑な扱いはしない。
  • 敵の行動:邪険に扱う片鱗が見える。表向きは友好的でも、裏で攻撃的な行動を取ることがある。

まとめ

味方と敵を見極め、正しい付き合い方をすることは、良好な人間関係を築くうえで不可欠です。

  1. しるしで判断:性別、年齢、社会的属性を観察し、本能的な判別を活用する。
  2. 誠実さを重視:継続的に誠実な態度を示す人を味方とし、敵を警戒する。
  3. 適切な対応:有能か無能かを基準に、味方や敵への関与度を調整する。

こうした知識を活かして、自分の人間関係を見直してみてください。

それが、より豊かで成功した人生への一歩となるでしょう。

 

ではこの辺で。(4740文字)

 

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