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心理学の意味とは?「人の心理が手に取るように分かればビジネス・人文科学・社会科学・人間関係・芸術・文章で上手くいく!」PART2 人、モノ、どちらに興味がありますか?

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どうも、太陽です。(No84)

 

突然ですが、前回の記事が以下です。 

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心理学の意味とは?「人の心理が手に取るように分かればビジネス・人文科学・社会科学・人間関係・芸術・文章で上手くいく!」

 

「心理学の意味・有用性・実用性」って皆さんは考えたことありますか?

心理学の学問を学ぶことに限らず、人の心理が手に取るように分かれば「ビジネス・人文科学・社会科学・人間関係・芸術・文章で上手くいく!」というのが僕の持論になります。

「具体的にどういうこと?」と思った人は続きをお読みください。

PART2です。 

目次

6 「人の気持ちが手に取るように分かっても通用しない分野」

前回の記事でも述べましたが、人の心理が手に取るように分かっても通用しない分野として、「社会科学の一部(法律、会計、税務など)や自然科学、IT、株式投資」があります。

株式投資に関しては正確には「通用しにくい分野」となりますが、後で述べます。

 

基本的に人間は、「人」と「モノ」どちらか?に興味が偏ります。

「両方に強烈に興味を持つ人も若干いる」でしょうが、基本的にどちらかに偏るでしょう。 

「人」に興味を持つのであれば、逆説的に言えば、あまりモノに興味を持たなくなり、理系(自然科学)には進みませんし、「プログラミングやモノづくり」には興味を強烈に持てないことから、「向かない」となるでしょう。

その代わりに、「人」に興味を持っているので「人文科学・社会科学や、営業・接客など」は向きそうです。

 

今度は、「モノ」に興味を持つ人であれば、理系(自然科学)に進学しやすくなり、「プログラミングやモノづくりや建築や自動車など」に興味を持ち、逆に、人への興味は「モノ」ほど持てないのであれば、上記で挙げた「ビジネス・人文科学・社会科学の一部・人間関係・芸術・文章・文章」で苦戦するかもしれません。

 

このように、「人」に興味を持つか、「モノ」に興味を持つかで、職業などの適性は大きく変わります。 

以下、「われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか」という本から、まとめます。 

技術的イノベーションが稀にしか起きないのは、我々の多くが「別の場所に労力を注いでいるからだ」といいます。

(多くの人がイノベーションを起こす才能を持っているのですが、その才能を発揮せず、別の場所に使っているのです)

その場所とは、技術的な問題解決ではなく、「社会的な問題解決」のことを指します。

 

技術イノベーションが歴史を通して、稀にしか起こらないのは、「皆が社会的問題解決を見つけることに夢中になっているからだ」と言います。

「人間に本来備わった社会的志向」(助けてくれる友人やサポータを探す)は、「あまりにも明らかな技術的解決」(スーツケースに車輪をつけるなど)を見つける能力を妨げていたのです。 

「社会イノベーション」とは、「社会的関係を使って問題を解決するための新しい方法」ですが、大切なのは問題の性質ではなく、「解決策の性質」のほうです。

例えば、「遠くに住む友人や親戚と話をしたい」という願望は「社会的な問題」ですが、電話を発明することによって技術的に解決もできますし、あるいは友人にメッセージを伝えてもらうことによって、社会的に解決もできます。

 

同じように、脚を骨折したときに歩きたいという願望は「技術的な問題」であり、友達に助けてもらうことで社会的に解決もできますし、松葉杖を使って技術的にも解決できます。 

これらの解決策がいままでになく斬新なとき、それは「社会的あるいは技術的イノベーション」となります。

一方、解決策が過去の例の繰り返し、または他の人から借用されたものである場合、それは社会的・技術的解決策でありますが、イノベーションとは言いません。 

人類にとって、分業(第一位)、貨幣の発明(第二位)、列に並ぶ(第三位)は、社会的イノベーションです。

 

「インターネットのSNSとデーティングサイト」は社会的イノベーションです。 

「社会的・技術的イノベーションの性質」と、「皆が社会的イノベーションに夢中になっていること」を書いてきました。

そして、現実的に、技術イノベーションの方は一部の人達だけが革新しています。

 

ここから推測できるのは、技術的なイノベーションを生み出すのは、「社交的でない人(人への興味より、モノへの興味が高い)だ」ということも考えられます。

プログラミングしかり、モノづくりしかり。 

しかし、技術志向の人達がそれなりにいても、人間社会の存在によって「技術的イノベーションは比較的まれな現象」となっています。

 

社会性を数値で表す方法として、「自閉症が発生する頻度を調べるというやり方」があり、自閉症スペクトラム障害のある人々の知的能力はそれぞれ異なりますが、その知能に関係なく、彼らは総じて社会的な交流を苦手とします

「社会的機能の低下」が自閉症の特徴のひとつであり、知的能力が高い自閉症患者も「心の理論」に問題を抱えています。

自閉症患者は、他者の意図や感情を自動的に計算できず、つまり人の気持ちをうまく理解できず、社会的に関わるのが難しいのです。

 

これらの事実を踏まえますと、営業の仕事をする自閉症者は少なく、「人文科学や社会科学の分野で活躍する自閉症者も少なくなる」ことが分かります。

対して、「人」ではなく、「モノ」、例えば「工学や物理科学などの分野」で自閉症者を見つけるのは容易です。 

自閉症者の発生率は一般人口よりも、「物理学者、エンジニア、数学者の間の家庭でより高い」と研究により、突き止められました。

さらに、社交性の低さを含む自閉症スコアが、「文系の学生より理系の学生の間で、より高い」ことも分かりました。 

とりわけ、「物理科学、コンピューター科学、数学を専攻する学生」の間で、自閉症スコアが高く、「社会科学系の学生のスコア」は、人文科学系の学生とそれほど変わらず、「工学系の学生のスコア」は、物理科学系と人文科学系の学生のちょうど中間でした。

 

当然、人文科学や社会科学の研究者よりも「エンジニアや物理学者」の方が特許を保有する割合は高く、自宅で使うために技術製品を改良している人も多いです。

イノベーションの聖地であるシリコンバレーには自閉症者が並外れた割合で集まっています。 

このようは発見は、社会性が技術的なイノベーションを妨げている証拠にはなりませんが、「社会性と技術イノベーションに負の相関関係が見られるという事実」は、「どちらか一方が他方に影響を与えている可能性」を浮き彫りにしています。

社会性が技術イノベーションを妨げているのか、それとも技術イノベーションの低さは社会性に問題があるのか、ですね。

 

また、「イノベーションには性差があるという説」もあります。

研究によると、男性はより「モノ」に関心を持ち、女性はより「人」に関心を持つことが判明しました。

文化的問題だけでなく、「人」か「モノ」かの興味への好みは、生まれながらに持つ性質だそうです。 

つまり、「技術的な解決策(数学や工学など)がより必要になる職業の人々」の間では、自閉症者の割合が多く、これらの職業に就く人は「圧倒的に男性が多い」のです。

 

研究によると、一般的に女性は空間能力よりも言語能力が高く、男性は一般的に言語能力よりも空間能力が高いことがわかっています。

だとすれば、数学や工学の分野に男性が多いという事実も、単に能力的な特徴の性差を表したものに過ぎないのかもしれません。

 

ところで、「強烈に興味を持つこと」で能力が高まる傾向はありますよね?

女性は「人」への興味が強く、男性は「モノ」への興味が強いので、時間の使い方も反映して、「空間能力と言語能力の差」に表れているのかもしれません。 

ともかく、「男性は「モノ」により大きな関心を示し、女性は「人」により大きな関心を持つ」ということは明らかになっており、「社会的な関心における性差が技術イノベーションにおける性差と一致した」と言えます。

 

社会的志向におけるこれらの性差は、職業選択にも反映されています。

(「理系に男性が多い」という事実がありますね) 

また、「数学の才能をもつ女性」はあらゆる面において賢いケースが多い一方で、「男性の多くは数学や科学だけが得意な傾向が強い」という研究データがあります。

さらに「高い数学力と言語能力の両方を持ち合わせた学生」は概して、数学だけが得意な学生よりも、「人と接して働くことへの関心が高く、モノを相手にすることへの関心が低い」のです。 

加えて、あらゆる面において賢い学生よりも、「数学だけが得意な学生」は物理科学や工学への分野での仕事に就く割合がはるかに高いです。

 

これらの職業の選択は、学生たちが調査の早い段階で自ら語った興味と一致するものであり、「人と接する仕事に興味がある人ほど、卒業後に物理科学の分野での仕事を選ぶ割合は低かった」のです。 

一方、「モノを対象とする仕事に興味がある人ほど、物理科学の分野での仕事に就く割合が高い」です。 

これらの調査結果の重要な側面として、言語と数学の両方の才能を兼ね備えた人の多くは、「物理学者やエンジニアになることにそれほど興味がない」という事実があります。

 

また、他に選択肢がある社交的な人々は、工学、数学、物理科学にそれほど心を惹かれない可能性が高いということを意味します。

この性差により、女性のイノベーションは技術的な解決策を目的としたものが少なくなります。

 

本には、「他者に興味がある人(ほぼ全員)は、発明の才能をもっているにもかかわらず、新しいものをそれほど多く発明しようとしない」とか書かれています。

人間が生まれつき持つ社会性が、新たな製品を発明することを邪魔するのです。 

人間は社会的的志向が強く、技術的な問題解決が必要になることはそれほど頻繁には起こりません。

でも社会性がなければ、技術イノベーションを広めることもできません。

今の技術イノベーションの時代においては、発明をした人(どちらかといえば非社交的な人)に感謝しないといけないのかもしれません。以上、ここまで。

 

この本は、かなり面白い本なので、興味がある人は読んでみてください。

「われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか」

 

人の心理が手に取るように分かるというのは、僕の意味するところは「普通の一般的に社交的な人」を指すのではなく、メンタリストのような人を指します。

「特別に、人の心が手に取るように分かる」ということを意味します。 

だからこそ、「人の心を動かす企画・学問での業績・円滑な人間関係・芸術作品・文章など」で力が発揮されるのです。

メンタリストになれれば、「今まで挙げてきた分野」で活躍しやすくなると僕は思うので、挑戦したい人はやってみてはいかがでしょうか? 

または、「自分はメンタリストに向いてない」と思うのであれば、「普通の社会性が求められる分野」や、「モノの分野」で活躍すればいいと思います。

 

最後に、株式投資の話をします。

株式投資では、「人の心が手に取るように分かるスキルは通用しにくい」と触れました。 

その理由として、株式投資はよく言われるのが、美人投票であり、「皆が、美人だと思う人に投票する行為」だからという主張が考えられます。

「自分が美人だと思う人」に投票するのなら、話は単純化しますが、「皆が、しかもかなりの多人数が美人だと思う人」を予測するのはかなり難しいことです。

 

AKB48はアイドルを何十人も入れていますが、あれは美人投票のリスクを避けるためでしょう。

「誰が美人、つまり大衆に好かれるか、分からない」ので「何十人も入れておけば、誰かがヒットするというやり方」です。

しかもたくさんの趣味・嗜好の人を惹きつけることができる上に、アイドルメンバー間で競争原理も働きますし、AKB選挙もあるくらいで、「盛り上がる」と秋元康氏は考えたのでしょう。 

そして、「美人投票の要素」があるのが株式投資ですが、さらに、「いろいろな事情」(短期トレード派は手仕舞いしないといけないなど)と「多数の人の思惑」が入り、余計に複雑系になっています。

 

メンタリストになろうが、株式投資では力を発揮できません。

カリスマ性ある大衆扇動の力も発揮できません。

株式取引とは特殊な場所なのです。

 

最後に、もう1回、上記で詳しく解説した本をオススメしておきますね。

「われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか」

 

ではこの辺で。(5210文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

 

参考・引用文献。

「われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか」

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この記事を書いた人

大量の情報を咀嚼して、独自の視点からの考察・分析・エッセイ記事などを書いています。

質で勝負するブログのため、敢えて正体を明かしていません。

ブロガー歴10年以上。多数のブログ運営経験あり。

得意分野。経済、ビジネス、教育、心理学、執筆、アイデア発想など。

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