どうも、太陽です。(No58)
突然ですが、前回の記事は以下です。
プログラマのスキル不足、プログラマの人手不足の構造的問題とは?「ポジショントークじゃないプログラマの実態!」
前回の記事で、ネタ元として登場した元知り合いによる「プログラマー才能説」を紹介したいと思います。
元知り合いによれば、フリーランスプログラマーは「数学以上の才能の世界」だと言います。
数学だけでも「8割以上は遺伝」だと言われているのに、「それ以上」だと言うのです。
特に、「フリーランスプログラマーになりたい人向け」の記事になります。
「自分はフリーランスプログラマーになれるかどうか?」気になる方はぜひ読んでみてください。
1 元知り合いによる身近なフリーランスエンジニアの人達の能力のスコア化とその人達への対処法。
元知り合いは、過去に「フリーランスエンジニア約100人以上」と関わり、能力などを見てきました。
そのうち、「その元知り合い含めて4人の人の能力をスコア化したい」と思います。
元知り合いによる採点です。
1 フリーランスエンジニア10年以上の猛者。(1000人に1人の人材)
・ | 才能。 | 7点。 |
・ | 努力。 | 10点。 |
・ | 仕事への姿勢。 | 10点。 |
・ | フリーランスエンジニアへの向き・不向き。 | 10点。 |
・ | 体力。 | 10点。 |
いわゆる、「才能より努力で補うタイプ」です。
週に7回8時間以上、プログラミングをやる「本当にプログラミング大好き人間」です。
プログラミングが趣味みたいなもので、それ以外の趣味がない「職人肌の人」です。
ただし、マネジメントにはまったく興味がなく、「フリーランスエンジニアで生きていくタイプ」です。
この人への対処法。
勤勉に努力する姿勢を見せると、評価されます。
なぜなら、「自分と同じタイプの努力家、職人肌だ」と感じるからでしょう。
努力しているアピールをしましょう。
2 元知り合い。フリーランスエンジニア1年。(プログラマ歴は3年以上) (1000人に1人の人材)
・ | 才能。 | 9点。 |
・ | 努力。 | 3点。 |
・ | 仕事への姿勢。 | 5点。 |
・ | フリーランスエンジニアへの向き・不向き。 | 3点。 |
・ | 体力。 | 3点。 |
元知り合いはサボりがちであり、「この仕事をずっとやっていくつもりはない」と言います。
受注案件をこなすのではなく、「経営層に回りたい」と言います。
「マネジメントはそこそこできる」と言っています。
この人への対処法。
あまりプログラミングに乗り気ではないので、なるべく自由にやらせて、負荷が低い仕事を振ったほうがいいです。
元知り合いによると、「自分はフリーランスエンジニアとして一生やっていくつもりはない!」と言っており、あまり負担をかけずに、仕事をやらせるといいでしょう。
3 1万人に1人のGAFAレベルの人材。(過去に、元知り合いが出会った中でNo.1のスキルの持ち主)
・ | 才能。 | 10点。 |
・ | 努力。 | 7点。 |
・ | 仕事への姿勢。 | 3点。 |
・ | フリーランスエンジニアへの向き・不向き。 | 10点。 |
・ | 体力。 | 5点。 |
この人は才能が特に強く、高いプログラミング技能を習得したようです。
努力はそこまでストイックにせず、仕事を3ヶ月やって1年分稼いだら、あとは仕事をセず、休むタイプです。
経営層にいきたいようですが、「マネジメントの適性はゼロだ!」と元知り合いは言います。
フリーランスプログラマー継続か、「アプリ開発などで一発当てて儲けられるかもしれない」と言います。
この人への対処法。
こういう有能な人材は、自分より優秀な人としか仕事をしたくないようです。
自分より下の人達とはあまり仕事をしたがりませんので、扱いにくい人材です。
なるべくレベルの高い人材と一緒に仕事をやらせるとか、環境を整えることに注力した方がいいでしょう。
4 才能はないが、努力の人。(100人に1人)
・ | 才能。 | 5点。 |
・ | 努力。 | 10点。 |
・ | 仕事への姿勢。 | 10点。 |
・ | フリーランスエンジニアへの向き・不向き。 | 7点。 |
・ | 体力。 | 10点。 |
才能はあまり感じられないですが、努力は凄いらしいです。
しかし、才能がないので、飛び抜けてできるタイプじゃないのです。
この人への対処法。
仕事へは対応しやすいでしょうが、負荷がかなり高い仕事になると、才能が不足しているので、仕事レベルの高さに追いつけず、うつ病になってしまうかもしれません。
努力はしているので、ほどほどに仕事を振るのがいいのではないでしょうか。
以上、スコア化と対処法を紹介してきました。
元知り合いの話をもとに、スキル順に並べると、以下になります。
1位。 | 1万人に1人のGAFAレベルの人材。 | (過去に、元知り合いが出会った中でNo.1のスキルの持ち主) |
2位。 | フリーランスエンジニア10年以上の猛者。 | (1000人に1人の人材) |
3位。 | 元知り合い。 | (1000人に1人の人材) |
4位。 | 才能はないが、努力の人。 | (100人に1人の人材) |
ちなみに、2位の人を、時間をかけたら「元知り合いは技能で抜ける」と言っています。
時間投入量が2位の人は圧倒的なので「元知り合いは及ばない」というわけです。
しかし、こう考えると、プログラマ才能説もあながち間違いじゃないのかもしれません。
というより、元知り合いによると、「フリーランスプログラマは99%が才能だ」と主張していますが。
2 才能の定義化が難しい。
そもそも、才能の定義も難しいです。
フリーランスエンジニアになる人はほぼ「プログラミングが好き」な人です。
「プログラミングが好きじゃない」人で、フリーランスエンジニアになっている人はほぼいないでしょう。
才能に「好きか嫌いか」「努力も含めるか」などを考えると、ごちゃごちゃして、複雑化します。
また、僕としては「そこまで努力しなくても自然にある程度できてしまう」のは才能だと思うのです。
数学やプログラミングは、頑張って、努力量で克服するのが厳しい世界です。
ある程度は勉強したら、「自然にある程度、できてしまう」世界なのです。
そして、できしまうので、特技に近くなり、そこそこ好きになったり、特技だから、習慣みたいに実行できてしまうのではないでしょうか?
プログラミングとは別世界である「ライティング」の世界では、「文章力は8割ぐらいは遺伝だ」と記憶していますが、ライティングはネタ探しが7割は占め、「文章力は最低限あればOKな世界だ!」と勝手に思っています。
僕の場合は文章を書くのが異常に速いのですが、それは過去に10年以上、修行を積んできたからです。
今では、4000文字ぐらいの記事なら、1時間〜1時間半で書けてしまいます。
ですが、それはネタ探し時間を含んでおらず、ネタ探し時間(読書やYouTubeやネット記事やインタビューなど)を含めたら、4時間以上を超えるかもしれません。
あくまで、ネタを探し、把握した後に、文章をバーとスラスラ書けて、それが1時間〜1時間半ぐらいの時間という意味です。
僕は現在、文章を書くのは「自然にできてしまう行為」であり、ほとんど苦痛がありません。
こういう感覚で「プログラミングをできる人はやっているのでは?」と推測します。
僕は「文章を書くことが好きか?」と言われたら、特別に好きでもないですし、どちらでもないと答えます。
「自然にできてしまう」から、習慣化しており、書いているのです。
また、プログラミングやライティングの世界とは別世界の、「大学受験の世界史のテストの話」ですが、僕は世界史が過去に偏差値68ぐらいありましたが、「世界史が好きか?」と言われたら、どちらでもないと答えます。
単なる暗記科目であり、膨大な量を、ゲーム感覚で記憶しただけで、好成績を取れました。
つまり、「好きか嫌いか」という視点を、「才能と結びつけるのは安易なのでは?」と感じるのです。
もちろん、数学やプログラミングと、ライティングと世界史は「別ジャンルの話」ですけどね。
また、スポーツに特に顕著ですが、趣味の世界なら、好きで楽しんでやれたのに、仕事になると「結果が求められる」ので、「急に楽しめなくなる」と言われます。
野球のイチローも、現役時代は「野球が正直、楽しくなかった!」と言っていました。
プログラミングの世界では結果があまり求められず、納期ぐらいが制約でしょう。
結果というのはプレッシャーであり、本来なら楽しい行為も、楽しくないようにさせてしまうのです。
プログラミング競技などのスポーツにして、それで将棋みたいに順位を争ったら、下位の人達なら、楽しめていた人も楽しくなくなるでしょう。
大学受験や研究の世界も、あまりに競争原理を入れすぎると、楽しいものも楽しくなくなる気がします。
もちろん、プロの世界なら、そういうプレッシャーもはねのける強さが必要不可欠でしょう。
今回は、「プログラマは才能?」という説について書いてきました。
参考になる人がいたら、幸いです。
才能が99%のプログラミングの世界で、本で独学で学びたい人には以下の本がオススメです。
「知識ゼロからのプログラミング学習術 独学で身につけるための9つの学習ステップ」
プログラミングは無理だけど、「コードを書かないNoCodeの世界を垣間見たい!」という人には以下の本が激推しです。
ではこの辺で。(3857文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。
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