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本当の頭の良さとは何か?

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どうも、太陽です。(No195)

 

突然ですが、和田秀樹氏と中野信子さんの対談本「頭のよさとは何か」を読んで、気づいたことをまとめていきます。

この本も参考にしつつ、「本当の頭の良さとは何か?」も考察します。

このテーマに興味がある人は続きをお読みください。

目次

1 本当の頭の良さとは?

本当の頭の良さとして、以下が挙げられると思います。

1正解が決まっている問いへ、素早く答えられる能力

(クイズや大学受験など)
2正解が複数ある中で、試行錯誤してもがいて到達しようとする意思と行動
3曖昧さを許容する力
4無知の知
5アウトプット力
6創造力。(コンテンツ作成力)
7知ろうとする力
8客観視力
9インフルエンサー力
10選んだ答えを正解にする力

順番に解説します。

1の正解が決まっている問いへ、素早く答えられる能力に関しては、クイズ大学受験が典型例です。

 

2の正解が複数ある中で、試行錯誤してもがいて到達しようとする意思と行動に関しては、不確実性の中での実行力なので、起業や研究などが該当するでしょう。

 

3の曖昧さを許容する力に関しては、白黒思考ではなく、グレーゾーンの中で留まっていられる忍耐力のことです。

なかなかすぐに解けない問いは世の中に多いので、中立の立場や「現時点では分からないと言える力」は大事です。

中野信子さんは「答えを出さずに複数の選択肢を抱えておける能力」だと言っていますが、僕も同感です。

 

たくさんの仮説を脳内に抱えていて、それらを置いておけるのはワーキングメモリ容量が大きいのです。

そして、ワーキングメモリが大きいと、部品を融合して、思わぬ発想が生まれます。

ある意味、記憶力が高いことは「受験勉強の歴史科目」などと相関がありそうですが、発想力にも有利に働きそうです。

 

4の無知の知に関しては「自分自身はまだ分かっていない」という知的謙遜のことです。

これもすぐに白黒つけたがる姿勢とは真反対です。

「全ては仮説である」と認識しており、「時代やタイミングなどによっては現在の正解も変わる可能性がある」と認識しています。 

認知的複雑性も近いでしょう。

単一の見方に固執する人は思い込みや偏見が強くなります。

 

一方、同時にいくつかの見方をする人は「その傾向が弱い」です。

このような見方ができる人は「認知的複雑性が高い人」なのです。

物事を多面的に捉えられるので、考え方の違う人のことも理解し、総合的な判断ができます。

 

5のアウトプット力に関しては、キュレーションされた情報を集めたり、もしくは単に他人の主張をまとめる(要約など)だけでなく、「何か加工して新しいモノを生み出せる力」のことです。

表現力は単に話術文章力が高い人のことで、アウトプット力とは別物です。

(「数式やプログラミングはどこに属するか?」不明です)

 

6の創造力に関しては、アウトプット力と似ていますが、もっと斬新な発想と高いレベルの質を重要視する点が多少違います。

アウトプット力だと、小さな発明レベルで、創造力だとビジネスコンテスト受賞や小説の賞を受賞など、もっと高いレベルになります。

コンテンツ作成力と言い換えられるかもしれません。

(完成度の高い芸術作品、論文、iPhone、Webアプリなど多数)

 

ちなみに、コンテンツ作成は美しさ正しさなどが存在し、コンテンツにおいての表現力は必ずしも毎回、正しいことを主張しているわけではありません。

コンテンツの正しさと表現の上手さは別物です。

 

さて、官僚や医学部の教授は、思考パータンがつまらない人が多く、「本当に優秀な人はもっと金が稼げる外資系や起業の道に行く」と和田秀樹氏は言います。

 

また、「出世と頭の良さは別物」です。

いわば出世は社内政治力が高い人が上り詰めます。

海外だと、能力のある人はまず子会社の社長をやらされて、頭角を表してから出世させます。

 

ですが、日本だと社長業をやらずに、課長、部長とどんどん階段を上がって、いきなり本番に入ります。

つまり、参謀や支える役が本来なら適役だったかもしれないのに、社長の座についてしまうことがあります。

頭脳(論文、プログラミングなど)、芸術系(感性)対人系(社内政治や世渡り力など)で、頭の良さはそれぞれ違う種類なのかもしれません。

 

7の知ろうとする力に関しては「案外、持っていない日本人が多い」と思います。

世の中は情報格差もありますし、情報意欲格差もあります。

「知っている人と知らない人での格差」もありますし、「知ろうと努力する人と知ろうと努力しない人の格差」もあるのです。

 

日本の役所は基本的に申請主義です。

つまり、生活保護や障害年金などいろいろな分野で、自分で申請しないと金をもらえません。

生活保護について言うと、働いていても毎月の収入が最低生活費(生活扶助・住宅扶助など)より低い人は、その差額分をもらえます。

ですが、そのこと自体を知らない人が多いです。

 

または群馬大学病院で起きた医療事故は30人の人が死にましたが、29人目までは泣き寝入りしました。

医者から、うまく説明されて説得されて、そのままだったのです。

しかし、30人目の人の遺族?が疑問に思い、追及して嘘だと分かったわけですから、きちんと要求する力は大事なのです。

 

医者にかかるときのよいかかり方も、病気について調べ尽くした上で、医者に質問すると良いです。

「この人は案外、詳しいし、訴えられたらマズイかも?」とまともな医者なら感じ、手抜きをしなくなります。

ただし、誠実じゃない医者は、「医者が言うのだから、黙って聞きなさい」系の指摘「ネットの情報より、医者の言うことのほうが正しい」など煙に巻くでしょう。

もしくは指摘の仕方が悪いと、医者が頑な態度をとったり、「別の病院に行ってくれ」と言われたもします。

(つまり、舐められたわけです)

 

他には、音声アプリのGravity内で起きたことを書きます。

自称起業家のカウンセラーが、ルーム内で荒らしに遭遇し、「誹謗中傷された!」と言いました。

で、「自分はこれまで5件の被害届を出してきて、1件は300万円の慰謝料をもらった」と豪語していました。

 

しかし、ある法律に詳しい人に「精神疾患の因果関係の認定はけっこう厳しい」と突っ込まれました。

しかも、たかがルーム内の誹謗中傷程度ならば「ブロックすれば済むこと」です。

なのに、自称起業家カウンセラーは「ブロックしないのは証拠を残すためだ」と言っており、どうしようもない人でした。

 

たかがルーム内の荒らし対策に「誹謗中傷したら被害届けを出して慰謝料を請求する!」とわざわざ訴えています。

この部分に、かなりメンタルが不安定な人の証明を読み取れ、そんな人が「カウンセラー活動も起業家もしているわけがない」と感じました。

 

まぁどんな分野においても限界はあります。

ですが、ある程度の知的武装をした上で、専門家に接すると、「こいつ、意外と詳しいし、下手なこと言えないな」と騙されにくくなります。

「知っていること」や「知ろうとする努力」が格差を生むのです。

 

ちなみに、「頭のよさとは何か」の本の結論を和田秀樹氏が簡単にまとめています。

「会社で出世できなくても、「この人は頭いいな」とか「面白い」って思われる人になる」だそうです。

肩書や地位とは無関係に本当の頭のいい人、話が面白い人、いろいろな新しい発見や気づきを与えてくれる人が男女関係なく40代以降はモテるようになるからです。

 

「つまらないことを話す人とは1秒たりとも一緒にいたくない」と、中野信子さんは言いますが、僕もある程度は同意します。

 

8の客観視力に関しては、「客観視力が高い」と現状把握力が高くなります。

さらに、能力が仮に高くなくても身の程をわきまえているので、「頭はいい方だ」と思います。

本当に頭が悪い人は自分が頭が悪いことすら気づいていないからです。

 

また、世の中には経営においてもいろいろな戦略があり、自分の強みをきちんと把握して戦える人は「客観視力が高く、頭がいい」と言えるでしょう。

 

あと、90人から良いことを言われても、たった1人にネガティブなことを言われただけで、引きずる人がいます。

これは「人間はネガティブなものに引き寄せられやすい性質があるので仕方ない」と言えます。

心配性であるほうが、危険を察知しやすく、生存競争で有利でしたので。

 

しかし、自分の強みを活かすという話になると、ネガティブ思考は害です。

ポジティブ・ネガティブのバランスを取りにくいのは人間という生き物の普遍的な悩みです。

 

9のインフルエンサー力に関しては、フォロワーが多数いるインフルエンサーは「影響力を一定程度得て、ある程度稼いでいるのであれば、頭はいい」と思います。

インフルエンサーに限らず、アーティストも似ています。

アーティストはマーケティング思考も大事で、ファンを獲得する力が必要です。

 

そして、東京藝大もそうですが、美大の先生は「ただ技術があるだけ」で、「マーケティング思考は乏しい」です。

つまり、大学で雇われて金を稼いでいて、世の中でアーティストとして売れる才能はないのです。

「外で食べていけないから、大学に雇ってもらっている」ということでもあります。

(もちろん、やっていることが先鋭的すぎて、大衆が理解できていない可能性もあります)

 

医学部の教授も「開業したら流行らない医者の集まりだ」と、和田秀樹氏は言います。

金儲け力がすべてではありませんが、生きる力の一つではあります。

 

ちなみに、以下の記事では「クリエイターとして成功するには1000人の真のファンを集めること」と書かれています。

 

10の選んだ答えを正解にする力に関しては、選んだ答えを正解にするのが人生というものでしょう。

(正解が決まっているテストとは違います)

過去には引き返せないですが、未来を変えることはある程度はできます。

試行錯誤し、もがきますし、下手な道を選んだとしても力業で正解にします。

 

以下の記事では、答えが決まっている世界(日本の大学受験)と議論の世界(ハーバード大学)とストリートスマートの事例が載っていて、参考になります。

2 本当の頭の良さについてさらに深く考察する。

以上、本能の頭の良さを「「頭のよさとは何か」という本を参考にしながら考えてきましたが、もっと思考を深めます。

頭の良さを考える上で、参考になるのがAIです。

AIのアルファ碁はプロ囲碁棋士をなぎ倒しています。

で、プロ囲碁棋士ですら、AIが指した手を理解できません。

つまり、中身はブラックボックスで、勝利という結果からしか、強さを把握できないのです。

 

将棋や囲碁など特定の分野ではAIは強いですが、中身やからくりはもはや人間には理解不能です。

となれば結果から判断するしかありません。

これをいろいろな分野に広げていけば「診断結果などが正しいから、からくりは不明だけど使おう」という発想になります。

人間は「道具を使うから賢い」わけです。

つまり、「便利な道具を使わない人間は賢くない」という主張もできそうです。

(AI失業への世間の反発もありますが)

 

要は、上記で挙げた本当の頭の良さの変数をいくら解明しても、AIの登場であまり意味をなさなくなるかもしれません。

結局は「有利に人生を生きている人(結果を出している人)が頭が良い」という評価もできます。

 

また、以下の記事によると、AIにもパーソナリティがあるようで、AIは知能だけじゃなく、パーソナリティも含まれて、結果を出しているのかもしれません。

(科学的根拠のない性格診断ツールであるMBTIを用いて検証していますけどね)

 

世の中において、結果を出すのは頭の良さだけじゃなく、パーソナリティも当然関係するでしょう。

パーソナリティを無視して、「有利に人生を生きている人(結果を出している人)が頭が良い」といっても「何だかなぁ」という印象です。

 

知能とパーソナリティとの関連性については以下の記事が非常に秀逸です。

 

さらにいうと「遺伝要素や戦力不足や環境が悪い」などで、結果が出せない人もいます。

金持ち層の中でも「本当にトップ層の頭がいい人がそんなにいるわけじゃない」という調査結果からもわかります。

 

結果からしか判断できないのであれば、もともと、有利な立場にいる人と不利な立場の人の差を無視することになります。

(同じぐらい頭が良くても、差がつきます)

また、目的によって求められる頭の良さが変わるので、目的ありきという主張もあります。

 

万能に多方面に効く汎用性知能はないのでしょうか?

(IQはある程度は関与してそうですが)

目的に最短で効率よく到達するのも「賢さの一つ」でしょう。

しかし、目的ありきだと、頭の良さだけじゃなく、「パーソナリティ」も関与しそうです。

 

結局、目的論・結果論から語ると、環境(有利・不利)、遺伝知能戦力パーソナリティなど、複合的な要素が絡んでくるのです。

頭の良さをもっとイメージしやすくするには、職業を思い浮かべるのが良さそうです。

政治家的頭の良さ、起業家的頭の良さ、学者・研究者的頭の良さ、芸術家的頭の良さ、発明家的頭の良さ、などです。

必要な変数がイメージしやすくなります。

 

まぁこの記事をたたき台として、皆さんも頭の良さついて考えてみるのも一興かもしれません。

 

ではこの辺で。(5764文字)

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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この記事を書いた人

大量の情報を咀嚼して、独自の視点からの考察・分析・エッセイ記事などを書いています。

質で勝負するブログのため、敢えて正体を明かしていません。

ブロガー歴10年以上。多数のブログ運営経験あり。

得意分野。経済、ビジネス、教育、心理学、執筆、アイデア発想など。

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