どうも、太陽です。(No144)
突然ですが、前回の記事で、「メタバースは日本では広く流行らないと思われるが、一部のゲーマー達の間だけでは流行る可能性もある」というタイトルで記事を書きました。
この話と、今回のタイトル「メタバースは日本では流行らないと思われるが、弱者の居場所として価値がある」となにか関係あるの?
メタバースが流行らない理由を前回の記事で書いたので、おさらいしています。
「メタバースが日本で流行らない理由」として、以下を挙げました。
1 | VR機器など、導入費用がかさむ。 |
2 | VR機器を狭い日本の家で存分に使うには不便すぎる。 |
3 | NFTを用いたデジタルデータの希少性ビジネスは、コンプガチャなど一部の熱狂的なゲーマーだけに受けいれられるに過ぎない。 |
逆に、日本で流行る理由として、以下を挙げました。
1 | アメーバピグが日本で一時期、流行った実績がある。 (ちなみに、2003年にセカンドライフというメタバースが海外で生まれています) |
2 | 5GやゲーミングPCが普及し出した。 |
3 | 投資家が注目し、Facebookも社名をメタに変え、勢いがある。 |
詳しくは記事を読んでもらいたいのですが、結論として、「メタバースは日本では広く流行らず、一部のゲーマー達(コレクターや転売屋やパトロン含む)の間だけで流行る可能性がある」としました。
「一部のゲーマー達の間だけで流行るだけで終わる」と僕は予想しています。
で、そのゲーマー達はどちらかといえばリア充ではない弱者だと僕は考えており、今回の記事を書くことにつながりました。
ぜひ、続きをどうぞ。
うまく話がつながっているんだなぁ。
1 メタバースを熱心にやる層はリア充ではないゲーマーや弱者。
メタバースを熱心にやる層は、「リア充ではないゲーマーや弱者」というのが僕の主張です。
なぜなら、以下の特徴がメタバースにあるからです。
1 | 仮想空間。 (「現実世界より、仮想空間で人は暮らすようになる」と言うが、怪しい) |
2 | アバターなどを使い、リアルの人間を隠す構造。 |
3 | メタバース結婚や仮想現実の恋人などを謳う。 (リア充じゃない人を取り込む狙い) |
4 | メタバースで新しい職業が生まれ、稼げるようになる。 (不動産やデザイン物やeスポーツなど。投機目的も多い) |
5 | メタバース旅行と謳う。 (リア充じゃない人狙い) |
上記で挙げたモノをみればわかるように、「リアル生活が充実している人にはそこまで切実に必要だ」と思うモノがかなり少ないのです。
ただ、アバターで30代以上の女性が外見のアイコンを若く見せ、年齢不詳の女性とすることで、「現実では考えられないような人と絡む」という遊びはできるね。
(Gravityという音声アプリではすでに起きている)
はい。
男性でも40代以上が、アイコンを若く見せて、年齢不詳にすれば同じことができます。
ただし、Gravityなどの音声アプリもそうですが、単なる話し場所として使う分なら、そこまで年齢などは問題にならないだけの話です。
これが結婚や仮想現実の恋人までいくと、「カップル成立に果たしてなるか?」だね。
(年齢不詳で、外見も不明な人と恋愛したい人、いるかなぁ?)
それが、メタバースを使ったマッチングアプリがすでに存在しており、交際するまでに至った事例があります。
以下の記事に書かれています。
スペックや外見を意識した条件検索ではなくAIが自動で合う相手を紹介し、バーチャル上のアバターで30分話すことからスタート。
双方が「また話したい」と思えばマッチングが成立し、バーチャル上のさまざまな世界観の場所を2人でデートできる。とあります。
「内面重視」と「自宅から気軽にデート」がウリのようです。
僕の過去の経験から言っても、ネット上で、つまりLINEなどの電話で仲を深めたあとに、リアルで会うと、良好な関係になりやすかったです。
対して、巷のマッチングアプリにせよ、結婚相談所にせよ、少しメールのやり取りをしただけで、いきなり対面ですから、「難易度が高い」と思うのです。
そういう意味では、memoriaは「アイデアはかなり良い」と思います。
女性側も、警戒心がかなり薄れますし、外見を男ほど重要視しない女性にとっては使い勝手がいいでしょう。
ただし、視覚重視の男側にとっては、性格の相性が良くても、実際に会ってからガッカリでは、時間と労力の無駄になります。
このアプリに「会うまえに写真を見せ合う機能があれば最強になる」と感じます。
memoriaと似たアプリが、Knewというアプリです。
マッチングアプリ側が「相手を決めて(紹介する形)、5分間のビデオチャットをする仕組み」になっています。
ビデオチャットの感想を相手に知られずに送ることができ、「自分のどこが悪かったのか?」を反省できる点が「僕はウリだ」と思います。
女性側は相手に直接ダメ出しして指摘してくれないのです。
条件検索もできず、マッチングアプリ側が勝手に?相手を紹介する仕組みです。
(結婚相談所の仲人役?)
ビデオチャットなので、顔も加工できず、よくわかる上に、ある程度の相性を測ることができます。
(人間の直観はバカにできず、外見やオーラはその人が今まで生きてきた歴史が詰まっています)
そして、わざわざ外出することなく、自宅でできるのもウリです。
そう考えると、「巷のマッチングアプリは欠陥だらけだ」とわかります。
最近はビデオ通話が実装されたマッチングアプリは増えましたが。
話を戻します。
また、結局は、他のSNSもそうですが、広くいろいろな人達と繋がれると思われがちですよね?
ですが、結局は似たような価値観を持った者同士でつながる、狭い世界なのです。
「IQが20違うと話が通じない」と言われれているように、頭の良さや価値観や趣味嗜好が異なれば、メタバース内でも深い付き合いに至らないよね?
以下のKindleUnlimitedに入っていれば無料で読めるKindle本もあるぐらいですからね。
「高知能者のコミュニケーショントラブル: IQが20違うと会話が通じない」
Gravityの音声通話アプリでさえ、深く仲良くなれるのはほんのひと握りだし。
また、メタバース旅行なんてしても、現実の旅行ほどの感動は得られなそうです。
加えて、「メタバース内で職業が生まれる」のはそうだと思いますが、一部のゲーマーや弱者が集まるだけで、大衆にまで広がなければ「どこかで息詰まる」と感じます。
ところで、だいぶ物質的に豊かになった現代社会において、今後のテーマになりそうなのが、退屈解消と孤独解消と貧困じゃない?
はい。
「退屈解消と孤独解消と貧困の3つを解決できそうなのが、メタバースである」とも言えます。
なぜなら、仮想空間で暇つぶしを格安でできるからです。
(弱者に優しいです)
老人はIT機器に疎いので、メタバースとは相性が悪そう。
本来なら、一番、孤独に陥りがちな層なのにね。
(リアルの家族や親戚づきあい、TVで孤独を解消している姿が思い浮かぶ)
さて、20代・30代ぐらいは、すでにメタバースと似たようなモノ、例えば「おいでよ どうぶつの森」や様々なオンラインゲームや、音声通話アプリなどで暇をつぶしています。
メタバースが「それらを超える画期的なモノだ」とは僕には映らないのです。
それぞれの企業が競い合い、ユーザーを囲い込む競争になるとしたら、「規模の経済が働き、一定のユーザー数を取り込んだ企業がメタバース競争で勝ち抜ける」ということになります。
しかし、現実は「それぞれのメタバースらしきモノにユーザーが分散されている」ってことか。
はい。
どこかのメタバースに取り組んでいる企業が1人勝ちして(例えば動画市場のYouTubeのように)、「確固たる地位を築けるか?」というと「僕は怪しい」と睨んでいます。
「それぞれのメタバースらしきモノに、各々のユーザーが分散され、確固たる産業に発展しないのではないか?」と。
なるほどねー。
2 メタバースが流行らない決定的な理由。
さらに、僕が思う「メタバースが流行らない決定的な理由」は以下です。
所詮は、「おいでよ!どうぶつの森やセカンドライフの改良版に過ぎない」という認識だからです。
「おいでよ!どうぶつの森」のように、仮想空間内を自由に動き回り、会話をしたり、することは楽しいですが、移動時間も使うし、単なる暇つぶしです。
なるほど。
じゃあ、ゲーマー達はゲーム自体が楽しく、単なる暇つぶし大歓迎勢だから、メタバースに飛びつく?
はい。
で、もっと一般大衆は「リアルの世界も大事にしており、なおかつ目的別に、もっと効率よく暇つぶしを含め、時間を有効活用できるツールを優先的に使う」と思うのです。
活字での情報収集・発信(今では会話も可能)なら、X(旧Twitter)になります。
写真や映像ならInstagram、動画ならYouTubeやTiktokです。
映画ならNetflixやAmazoPrime、音声通話ならGravityやYayやSKYPEやZOOMやDiscordなど、時間を有効に使う競合は腐るほどあります。
その中で、メタバースという、「目的が特にない壮大な暇つぶしに時間を使うか?」となると疑問符ってことか。
(もっと目的に特化した競合に勝てるほどの魅力がメタバースにはないということ)
はい。
時間の有効活用は人生において皆さんの重要事でしょう。
で、壮大な暇つぶしに使うとしたら、賢い人は「目的別に最短で達成できるツールを選ぶ」と感じます。
メタバースが大半の競合を蹴散らして、皆がかなりハマり、「時間の大半を使う日々になると思うか?」ってことか。
(競合も存在しているのに)
その通りです。
「おいでよ!どうぶつの森」やセカンドライフの改良版(だと僕は思っている)に、「一般大衆が大半の時間を使うか?」というと疑問符です。
ビジネスが絡んできて(例えば仮想通貨など)、東京大学がメタバース大学を始めたように教育も絡んできても、そこに一般大衆が皆、集約し、住み着くことになるかは不明かね?
イノベーターやミーハーは飛びつくかもしれませんが、「一般大衆まで普及する、いわゆるキャズム(溝)を超えないのではないか?」と予想しています。
ポケモンGoのように一時的に大ブームになるけど、その後、ゲーマーだけのモノになる流れもありえるね。
(飽きて、使わなくなる)
僕はメタバースは「少なくとも日本では流行らない」と予測していますが、皆さんはどう思うでしょうか?
あくまで、自己責任で判断してください。
(僕の意見も一意見に過ぎないので)
「メタバースが流行るとしたら?」という視点からの記事も書いているので、併せて読んでもらえたら幸いです。
「メタバースが流行らない」という主張の決定的な記事が以下です。
運営会社側の事業構造や継続性の視点まで踏み込んだ記事で驚かされました。
https://blogs.itmedia.co.jp/fukuyuki/2022/08/post_105.html
メタバースもうダメじゃね?
それよりも、中小企業や中小零細企業や個人の方は、コロナ禍を耐え忍び、くぐりぬけ、新たな道に進むために、「国の補助金を利用してみてはどうだろう?」と提案しています。
(注意 現在、補助金バブルが終了し、補助金の行方自体が不透明になっています)
最後に、今回の記事でも取り上げましたが、「弱者はIQが低い傾向にあり、メターバスだとしても居場所としてちゃんとあるのか?」疑問なところです。
以下の本にも、「IQが20違うと会話が通じない」と詳しく載っています。
「かなりの力作で名著だ」と思います。
「高知能者のコミュニケーショントラブル: IQが20違うと会話が通じない」
IQについは以下の2つの記事でかなり詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。
World Wide IQテスト結果報告と体験記
陰謀論を信じる人はIQが低い?「陰謀論者とGravity内で実際に話した体験記」
ではこの辺で。(3495文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。
参考・引用文献。
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