心理学を学ぶ人の特徴とは?『メンタルが弱い人ほど心理学を求める理由』を解説!

どうも、太陽です。

 

心理学を学ぶ人の特徴と心理とは?

心理学を学ぶ人々にはどのような特徴や心理があるのでしょうか?

今回は、以下の2つのテーマを通じて、心理学を学ぶ背景やメンタルとの関係について考察していきます。

  1. 心理学を学ぼうとする人はメンタルが弱い?タフな人は心理学を必要としない?
  2. 強者と弱者の間にある埋められない心理的な溝とは?

ぜひ最後までお付き合いください!

目次

1 心理学を学ぶ人の特徴と心理を考察してみる

突然ですが、ひろゆき氏が「心理学を学ぼうとする人は気が弱い人が多い」と述べていたことをご存じですか?

この見解は、彼が心理学部で学んだ経験を振り返った以下の記事で紹介されています。

ひろゆきが「心理学部で学んだ意外なこと」ベスト3

この記事では、ひろゆき氏の指摘をもとに、心理学を学ぶ人々の特徴について考察し、心理学に惹かれる理由や、心理的な強さ・弱さとの関係を掘り下げていきます。

心理学は「心配性の人の救いの神」

ひろゆき氏によれば、心理学を学ぼうとする人には「メンタルが弱い人が多い」とのこと。

この視点を深掘りすると、心理学を学ぶ人々には次のような特徴があると考えられます:

  • 体力がない、健康ではない
  • 慎重で心配性
  • 不安を抱えている

心配性が心理学を必要とする理由

体力や健康が弱い人ほど不安を感じやすく、それを補うために心理学の知識を求める傾向があります。

また、心理学は「生き抜くための武器」として活用されることが多いのではないでしょうか。

たとえば、「肉体労働や感情労働に向かない人が、頭脳を武器にするために心理学を学ぶ」というケースもあります。

体力や健康が損なわれた人が頭脳労働に活路を見出すのと似た構図です。

タフな人は心理学を必要としない?

ひろゆき氏自身は、健康的で楽天的な性格の持ち主です。

彼のような「何でも器用にこなせる人」は、心理学に頼る必要がないと考えています。

強者の特徴とは?

たとえば、次のような要素を持つ人を「強者」と仮定してみましょう:

  • 健康で体力がある
  • 金銭的な余裕がある
  • 孤独耐性が強い
  • 異性にモテる

こうした「強者」は、他人に依存せず生きていけるため、「嫌われる勇気」や「断わる力」を自然と持つことができます。

ひろゆき氏の言葉を借りれば、次のような結論に至ります:

  1. 「心理学を学ぶ人は、自分を守るために知識を武器にする必要がある。」
  2. 「一方で、強者は心理学に頼らず、直接相手に聞けばいいと思っている。」

たとえば、「死ぬこと以外かすり傷」という考え方を持つタフな人は、不安や恐怖を感じにくいため、心理学を学ぶ必要がないのかもしれません。

不安と強者・弱者の心理的な溝

不安が人を動かす

不安にはいくつもの種類があります:

  • 体力不安:健康状態への懸念。
  • 金銭不安:収入や資産に関する不安。
  • 孤独不安:人間関係が途切れることへの恐れ。
  • 仕事不安:職を失うリスクへの恐れ。

「不安が多い人ほど心理学を必要とする」という仮説がここで浮かびます。

勝間和代氏の「断わる力」

たとえば、エリートの勝間和代氏は、著書『断わる力』で「嫌われても良いから自己主張をすべき」と提唱しました。

しかし、弱者にとっては「嫌われる勇気」や「断わる力」は容易に持てるものではありません。

むしろ、弱者ほど他者に依存し、群れることで不安を和らげようとします。

エニアグラムで見る心理学とメンタル

性格診断のエニアグラムにおいて、タイプ8(統率者)やタイプ7(楽天家)は、心理学への関心が薄い傾向にあると思われます。

  • タイプ8(統率者):ズバズバと自己主張し、力業で物事を解決するため、相手を察する必要がない。
  • タイプ7(楽天家):楽観的で、そもそも不安や恐怖をあまり感じないため、心理学を学ぶ必要性を感じない。

タフな人同士の相性

お互いにメンタルがタフなタイプ8とタイプ7は、「察し合う必要がない」ため、相性が良いと言われています。

例えば、タイプ8の攻撃的な態度ですら、楽天家のタイプ7は「面白がる」ことができるそうです。

察する力と女性特有のコミュニケーション

特に女性は、「察してくれ」と期待することが多いのではないかと思います。

女性特有の遠回しな言葉や、本音を隠したコミュニケーションは、時に理解が難しいこともあります。

実際に、以下のようなタイトルの本が出版されているほどです:
「決定版 オンナの【建前⇔本音】翻訳大辞典」

僕自身も、女性の本音がわからないと感じることがあるため、こういった翻訳辞典が必須なのではないかと思うほどです。

エニアグラムと心理戦

エニアグラムのタイプ7(楽天家)やタイプ8(統率者)について考えてみると、これらのタイプは心理戦が苦手ではないかと予測しています。

その理由として、以下のような特徴が挙げられます:

  • タフで正直:普段からメンタルが強く、嘘をつかなくても生きていける。
  • 深読みしない:相手の心理をあまり深く考えず、直接行動や発言で解決しようとする。

この特徴が心理戦に弱い要因になるのではないか、と推測しています。

Gacktさんと心理戦の意外な結果

一方で、タイプ8の代表例とも思えるGacktさんは、メンタリストDaiGoさんとのトランプ勝負に勝利しています。

また、Gacktさんはポーカーも強いプレイヤーです。

これを見ると、「タイプ8が心理戦に弱い」とは一概に言えない面もあります。

実際には、タイプ8の強気な性格が心理戦に有利に働くこともあるのでしょう。

エニアグラムの限界

ただし、エニアグラムは科学的な根拠に乏しいツールであり、「タイプ8だから心理戦が得意」「タイプ7だから苦手」というのは、あくまで仮説にすぎません。

エニアグラムのタイプ分けは、個々の特徴を捉えるための一つの視点にすぎないと考えるべきです。

川崎宗則(ムネリン)の教え:「いつでも逃げられる場所がある安心感」

以下の動画で、元プロ野球選手の川崎宗則(ムネリン)さんは次のように語っています:

「自分は帰る場所(仕事など)があるし、いつでも逃げられるから、プロ野球生活を21年間続けられた!」

「悩みは放置!仕事も早く辞めろ!」心がラクになる川崎宗則の教え(YouTube)

ムネリンはネガティブな性格であると自認していますが、「いつでも逃げられる場所がある」という安心感が能力を引き出す助けになったと考えられます。

ネガティブな性格の長所と短所

ネガティブの長所

  • 補おうと努力する:不安を感じることで、それを克服しようと行動するモチベーションが生まれる。

ネガティブの短所

  • 能力低下につながる:不安が強すぎると、IQや判断力が低下し、能力を十分に発揮できなくなる。

ムネリンの例を見ると、「ネガティブな性格でも、不安をうまく緩和できれば能力が低下せずに済む」という一つのヒントが得られます。

ベーシックインカムがもたらす安心感

ひろゆき氏が提唱するベーシックインカム(最低限の生活を保証する制度)の良さとして、「生活の不安が減ることで能力が下がらない」という点が挙げられます。

不安が減れば、努力や能力を発揮しやすくなると考えられるでしょう。

雇用不安と性格の変化

雇用不安が人間の性格に影響を与えるという研究結果があります。

以下の記事によれば、雇用不安を抱えると次のような性格変化が起きることが分かっています:

  • 神経症的傾向の悪化:不安やストレスが高まる。
  • 協調性の低下:自己中心的な行動が増える。
  • 誠実性の低下:計画性や信頼性が下がる。

「雇用不安」が人間の性格を変えてしまうとの研究結果(Gigazine)

このように、不安は性格や能力に大きな影響を与えることが分かります。

楽天的な性格がもたらす強さと特徴

ひろゆき氏の楽天的な性格は、彼の生き方や能力に大きく影響していると考えられます。

楽天的であることは、以下のような特徴をもたらすと推測されます:

1. ネガティブな影響を受けにくい

ネガティブになることの欠点、たとえば「IQが下がる」「能力が低下する」といった現象が少なく、普段から本来の能力を発揮しやすいと考えられます。

その結果、彼は「器用な人」と見られることが多いのでしょう。

2. 緊張による能力低下が起きにくい

楽天的な人は、緊張する場面でも能力が低下しにくいと言われています。

緊張に弱い人から見れば、ひろゆき氏のような楽天的な性格はとても羨ましく映ることでしょう。

幸せとメンタルの強さの関係

また、西内啓氏の以下のツイートも、このテーマを考える上で参考になります:

「自分、えげつなく仕事が忙しかろうが、人から多少無礼なことを言われようが平常心でいられるんで『メンタル強い』って褒められることもあるんですけど、個人的にはメンタルの強弱とかじゃなく『普段が幸せだから気にならない』というだけの話であって、メンタルの強さという概念に懐疑的である。」

このツイートは、「メンタルの強さ=個人の特性」ではなく、環境要因や幸福度が大きく影響しているという考え方を示しています。

幸せがメンタルを強くする

ひろゆき氏のメンタルの強さも、彼の金銭的な余裕や恵まれた環境による影響が大きいと考えられます。

金銭的な不安が少ないことで、ストレスが軽減され、心の余裕が保たれているのでしょう。

環境が変わればメンタルも変わる?

では、仮にひろゆき氏が「年収200万円」「貯金もほぼない」という状況に置かれたらどうなるでしょうか?

おそらく、現在よりもストレスを感じやすくなり、メンタルの安定感が失われる可能性があります

このように、メンタルの強さは「生まれ持った性格」だけではなく、環境や状況によっても大きく左右されるものだと言えます。

2 強者は弱者の気持ちが分からない

ここからは、「強者は弱者の気持ちが分からない」というテーマについて考察します。

この問題は、身体的な強さ、経済的な余裕、地位や立場といった「強さ」を持つ人が、弱者の立場や苦しみを理解できない現象に関連しています。

立花孝志氏の例:「コロナはただの風邪」発言

エニアグラムのタイプ8(統率者)であると考えられる立花孝志氏の発言が、このテーマを象徴する事例です。

立花氏は「コロナはただの風邪」と主張し続けており、自身がコロナに感染して入院した後もこの意見を変えませんでした。

  • 入院したことで痛みや辛さを経験し、「コロナはただの風邪ではなかった」と考えを改めるかと思いきや、むしろ「やっぱりコロナはただの風邪だった」と言い張りました。
  • この発言は多くの人を驚かせ、失望させた部分もあったのではないでしょうか。

 

コロナ退院報告

ホリエモンの例:体力があることが信念を形成する

一方で、堀江貴文(ホリエモン)氏も「コロナ大したことない論者」として知られています。

ホリエモンは、「体力があることが自分の好きなところ」と語るように、健康で体力があることが自信の源となっています。

そのため、次のような姿勢が自然と生まれていると考えられます:

  • コロナに感染しても「心配ない」と感じる。
  • 自分が重症化する可能性が低いため、経済を優先すべきだと主張する。

ホリエモンの場合、彼の「体力強者」としての立場が、こうした発言に繋がっているのは想像に難くありません。

立花氏とホリエモンの違い

ホリエモンのような「体力が強い人」が「コロナは大したことない」と主張するのはある程度予測できます。

しかし、立花氏の場合、自身が入院という辛い経験をしたにもかかわらず、考えを改めなかった点は残念に思えます。

立花氏の発言には次の問題点があると感じます:

  1. 自身が運よく入院できたから「ただの風邪」と言えたが、もし医療崩壊が起きて入院できなかったらどうだったか。
  2. 他の弱者や重症化するリスクを抱えた人々の立場を想像できていない。

こうした例を見ると、「強者は弱者の気持ちを理解するのが難しい」という傾向が浮き彫りになります。

コロナ対策における強者と弱者の溝

コロナの本当の問題点

コロナが問題視されてきた理由の一つに「医療崩壊のリスク」があります。

感染者が増えすぎて医療のキャパシティを超えると、重症患者が適切な治療を受けられず、多くの命が失われる可能性があるからです。

立花氏が入院できたのは、医療にまだ余裕があったタイミングだったためです。

しかし、感染者が激増し、入院すら難しい状況になれば、彼自身が命を失う可能性もあったでしょう。

経済優先論への違和感

立花氏もホリエモンも、「経済を回すことが大事だ」と主張します。

この意見そのものは一理ありますが、適切な医療体制やワクチン接種が整ってから再開すべきだという点を軽視しているようにも見えます。

オミクロン株が主流になり、以前のデルタ株ほどの危険性はなくなったものの、体力がなく不健康な人にとっては依然としてリスクの高い病気です。

そのような立場を十分に想像して発言することが求められます。

強者と弱者の心理的な隔たり

人間は経験したことしか理解できない

基本的に、人間は自分が経験したことに基づいて他人の気持ちを理解します。

強者は、次のような理由で弱者の立場を理解するのが難しいのかもしれません:

  • 自分が健康で体力があるため、病気や苦労の重さを実感できない。
  • 経済的な余裕があるため、貧困層の生活不安を想像しにくい。

苦労人は苦労人の気持ちが分かる

一方で、自身が苦労した経験を持つ人は、他の苦労人の気持ちを理解しやすい傾向があります。

ただし、権力を持った途端に過去の苦労を忘れ、弱者の気持ちが分からなくなる人もいます。

よく言われる「権力者は共感力が下がる」という現象ですね。

弱者も強者を理解できない

逆に、弱者も強者の気持ちを理解するのは難しいものです。例えば:

  • 「なぜそんなに強いのか分からない」
  • 「どうやってそこまで登り詰めたのか想像できない」

こうした溝があるため、強者と弱者が互いに理解し合うのは簡単ではありません。

現代社会における強者と弱者のズレ

今の与党を例に挙げると、地位や立場という「強さ」を持つ彼らは、大半の弱者である国民の気持ちを十分に理解できていないように見えます。

その結果、政策や方針において国民感情とズレが生じてしまうのです。

まとめ

「強者は弱者の気持ちが分からない」というテーマを通じて、次のようなことが浮き彫りになりました:

  • 人は、自分が経験していない立場や状況を理解するのが難しい。
  • 強者と弱者はお互いの立場や感情を想像しにくい。
  • 経済的・身体的な余裕がある人ほど、苦労やリスクを軽視する傾向がある。

このような心理的な溝を埋めるためには、共感力を高める努力や、他人の立場を想像する姿勢が必要なのかもしれません。

この記事が、強者と弱者の心理を考える一助となれば幸いです。

 

ではこの辺で。(6120文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

目次