どうも、太陽です。(No24)
小学校にせよ、中学校にせよ、「学校の先生は大変だ!」とよく言われます。
長時間労働でストレスフルなので、うつ病になる先生も多く、教員への就職の倍率はかなり低いです。
先生が大変な理由として、僕は違う仮説を述べます。
それは本当の意味での生産性がかなり高い実力者が、教育業界にはいない仮説です。
実力者とは、「超一流や一流」をここでは指すことにします。
(そもそも、実力を定量的に測るのは難しいことですが、ここでは簡略化します)
突然ですが、実力者は教育業界にはほぼいません。
こう言われて「え!」となった人もいるでしょう。
詳しい教育業界の内情を話します。
そして、教育業界の構造の闇の部分にメスを入れます。
詳しく知りたい方は、続きをお読みください。
炎上も覚悟の上での、過激な記事内容です。
1 本当に英語力が高い人は学校の教員を目指さない。
かなり反響を受け、批判記事をもらい、炎上する覚悟で書きます。
(それくらい過激なことを書きます)
タイトルの通り、「実力者は教育業界にはほぼいない」という内容です。
まず、以下のツイートを貼ります。
今、いくつかのツイートを拝見し、確かに中学高校の現場にいる英語教員がヤル気を失くして疲弊しがち(そんな場所が「学校」である)というのはわかる。
そもそも本当に英語力が高い人は、学校の英語教員を目指さないだろう。
これは同業者何人とも話し合って皆異口同音に。
中学高校の英語教員には、英検1級取得者などはほぼいません。
または、英語業界の頂点とも言える通訳者や翻訳者もいません。
(翻訳者は英検1級がスタートラインという厳しい世界です)
2 起業家・社長・ビジネス世界でのプレーヤーは教育界にはいない。
このことを、他の分野に応用してみましょう。
大半の中学高校に、学歴の頂点である東大生はほぼいません。
つまり学歴社会(狭い世界ですが)で勝ち抜いた実力者は教師になっていません。
さらに、究極の実践の場は起業・ビジネスの世界でしょう。
彼らはプレイヤーであり、教育業界には来ません。
(たまに訪問して、講演するぐらいはありますが)
起業家・社長・ビジネス世界でのプレーヤーは大半の中学高校の世界にはいません。
大学にもそういう人たちはいません。
評論家のような立場の人はいくらでもいますが。
それでも大前さんのビジネススクールやMBAなどの世界の人です。
彼らは学者や評論家であり、プレイヤーではありません。
ちなみに僕もそうです。
そして、MBAなどの学校では起業家の力を毎回、見抜けません。
デルという直販のPC会社があります。
昔にデルのビジネスモデルをMBA?の先生に見せたら、却下されたという話を何かの本で読んだ覚えがあります。
つまり、MBA?の先生にはビジネスの実践はわからないのです。
そして、デルは一時期、大躍進を遂げました。
3 起業家を助ける人もある程度、価値がある。
また、以下のツイートを貼ります。

このように、起業家がプレイヤーですが、「起業家を助ける人も、ある程度の価値がある」と思います。
僕もそれを目指しています。
大前研一氏もそのポジションでしょう。
なるべく、起業家のアイデアを見抜ける起業家支援の人になりたいですよね。
4 プレイヤーは忙しく、教育している暇がないなどの理由で教育業界にほぼいない。
教育業界には実力者はほぼいないと書きました。
つまり、「プレイヤーは忙しくて、教育している暇がないし、自社の秘密を漏らさないという意味で、教育業界にはほぼいない」のです。
中高・大学に、ビジネスの実力者はほぼいません。
学力の実力者なら、大学には大学教授が一応います。
ですが、日本には世界レベルの論文を書いている実力者はほぼいません。
そして、教養と仕事でのノウハウは別物です。
教養を教えるのは大学教授などは得意ですが、それでも「本で代替できそう」です。
大学教授は仕事でのノウハウはおそらくないか、下手でしょう。
プレイヤーではないですからね。
5 ビジネスを学ぶなら?&教育者は自覚しているか?
このように、ビジネスの主戦場で戦おうとするなら、以下のことが必要になります。
教育業界(中学高校大学)にはビジネスでの実力あるプレイヤーはいないので、「教養を学びに来ていて、ビジネスでの実践スキルは別のところで学ぶ、という意識が必要」ということです。
中高・大学の教えている人たちは、このことを自覚しているのでしょうか?
自身はプレイヤーではなく、補佐・サポートの立場であること。
さらに、ビジネスでのスキルを教える能力はなく、教養も最高レベルは教えられないということを。
6 教育者にできること。
では、彼らに何ができるのか?といえば、以下のことです。
「もし仮に教育者を超える野心ある若者がいたら、他の能力あるビジネススキルを知っている人(ブロガーやプレイヤーなど)の存在を知らせ、そちらの方のノウハウを学ぶように促すこと」なのです。
野心ある若者は、薄々気づいているかもしれません。
大半の中高・大学の先生たちは、考えは古臭いし、何か言動は的外れだし、違和感を感じると。
それはほぼ正しいのです。
「ビジネスの世界で、一流プレーヤーと日々戦っている人たちじゃない」のですから。
7 学ぶ者も超一流にどうせなら学びたい&教育業界には超一流以外いらない。
教育者にできることって何なのでしょうかねー。
「学ぶ者も、超一流にどうせなら学びたい」のです。
ですが、英語の例で言えば、大半の英語教師は準1級も取得していません。
ならば、英語限定で言えば、もっと高度な能力のある英語の実力者の本などを参考にし、自分で学んだ方がいいことになります。
教育業界なら、予備校で革命が起き、超一流のほんのひとにぎりの講師の授業を皆が見ています。
これが理想図です。
つまり、教育業界には超一流以外いらないのです。
大半の二流教師に教えられるより、超一流の予備校講師に教えられたいのです。
予備校業界ではこれは起きています。
この構図は中高・大学全てに当てはまります。
だから、「実力者は教育業界にはいない」のです。
8 大半の教師の救いの点&中流階級が中流を再生産する。
この構図を考えると、「大半の教師の役割って何なんだろう?」となります。
しかし、救いはあります。それは個別指導です。
超一流講師のテキストや授業を使いますが、分からない箇所だけは個別指導で、二流講師などが対応するのです。
(二流講師はその道しかないです)
ですが、準1級も持っていない英語講師が英検1級の指導はできません。
そうなのですが、結局は、英検1級を目指す層も少ないので、英検準1級レベルを何とか取得すれば十分なのです。
TV番組で言ってましたが「中流階級が中流を再生産する」の言葉通りです。
「英検準1級」取得者は、英検1級は教えられないけど、英検準1級までなら教えられるというわけです。
二流大学の合格者は、二流大学までは教えられます。
なので、一流・超一流を目指す層はもう、教育者から見ればお手上げなのです。
「学校を頼らず、頑張ってくれ」というわけです。
9 一流、超一流を目指す層は誰から学べばいいのか?
最後に「一流・超一流を目指す層は誰から学べばいいのか?」を考えます。
教育業界に実力者はほぼいないのですが、それに近い人は少ないですが、外部にいると思います。
プレーヤー経験のある人か、プレーヤー経験がないけれど、独自の思考力でプレーヤーと同等の視野・理解まで思考を深めた人たちです。
この人たちを「経験が少なくても思考能力・想像力で経験不足を埋められる人」と定義します。
本来なら、超一流のプレーヤーにノウハウを教えてもらえれば理想なのですが、彼らは現役であり、手の内を明かしません。
ですが、先ほどの「経験が少なくても、思考能力・想像力で経験不足を埋められる人」なら、超一流のプレーヤーのノウハウに近いところまで、到達しているかもしれません。
彼らに教えてもらえば、超一流プレーヤーと同じノウハウを得られるというわけです。
彼らはプレーヤーではないですので、ポジショントークもせず、現役でのライバルもいないですし、利害関係がありません。
ですので、ノウハウを出し惜しみなく放出してくれます。
僕もこれを目指しています。
もちろん、僕が仮に現役のプレーヤーになったら、僕もブログでノウハウを教えるわけがありません。
ブログ閉鎖になります。世の中、そういうものです。
10 最後に。
以上、教育業界の不都合な真実を見てきました。
一流・超一流を目指す若者は学校を当てにしないようにし、学校側も一流・超一流を目指す層にはサポートするという姿勢で行くべきです。
上から目線で教えるなんて、言語道断です。
あくまでサポートに徹するのです。
師匠を超えている人に、師匠面をするのは愚かですから。
そして、教育者は自分の手に負えない実力ある学生に出逢ったら、先ほどの「経験が少なくても思考能力・想像力で経験不足を埋められる人」を紹介するのです。
または、学問(大学受験)なら予備校の一流講師の本や動画を紹介し、自身らは補佐役に回ればいいのです。
しかし、「師匠を超える人」を教えるというのは、いつの時代も嫌なものなのかもしれません。
ですが、「年長者が歳を重ねただけで、尊敬される時代は終わった」と思います。
きちんと濃密な年月を過ごした年長者、実力者しか、トップ層には君臨できないのでしょう。
以下のツイートも貼ります。
高校生以下で賢い子に私が言ってるのは、「評価者が君よりバカなことがある。その時はバカに合わせてやれ。君がバカを矯正してあげることにメリットはないから、相手から学ぶものが無さそうなら切り上げろ」ということ。
この辺を割り切れないと賢い子が学校教育でバカになってしまう。
先生は大変といいますが、教育業界(小学校・中学・高校など)自体が古臭く、生産性が本当に高いプロ集団ではないのですから、仕組み上も人材の面でも苦労があるのは当然なのです。
これが北欧などなら、先生になるには相当な修練が必要であり、職場環境も良いです。
ですが、日本は残念ながらそうなっていません。
生産性が劣る人達が教師をやっていて、しかも民間の職業を経験せず、いきなり教師になる人もいる世界です。
だから、先生の視野は狭く(世間知らず)、実力も劣ります。
しかし、長時間労働の緩和は大事でしょう。
ですが、教師の職業は給与が高く、民間に行ったら、おそらく先生達は教師と同等の給料はもらえないでしょうから、あまり文句を言い過ぎるのは良くないと感じます。
(民間に行ったら、もっと能力を求められる上に、給与も低くなるということです)
ではこの辺で。(4708文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。
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