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情報収集の注意点!「情報収集について、多読か精読か?加えて情報収集だけで勝てるのか?」

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どうも、太陽です。(No39)

 

突然ですが、情報収集について皆さんは多読派ですか、それとも精読派ですか?

多読派とは、たくさんの本や情報を入手し、読むことです。

精読派とは、少ない厳選した本や、情報を何度も繰り返し、読むことです。

 

「多読派がいいのか、精読派がいいのか」、僕なりの仮説をもとにある程度の決着をつけ、皆さんに提示したいと思います。

「多読か、精読かで迷っている人」や、他にも「情報収集術で悩んでいる人」にもコツを書いたので、参考になるでしょう。 

加えて、「情報収集だけで勝てるのか?」というタイトルを見た人は、「どういう意味?」と思った人もいるかもしれません。

情報収集さえすれば勝てていた時代、つまり、アメリカの後追いをし、真似ていれば勝てていた時代があったのです。

 

これからは「アメリカの後追いをし、パクるだけで勝てる時代が少なくなる」という意味で今回の記事を書きました。

情報収集だけで勝ちにくくなった時代に「どう対処すればいいのか?」も考察しています。

気になる方は続きをお読みください。 

目次

1 「多読派」か「精読派」かの概要と僕の立場。

いきなりですが、「情報収集について、述べていきたい」と思います。

 

まず情報収集については、メディアは本やネットなど何にせよ、膨大に浴びる「多読派」か、きちんと精査して定着を図る「精読派」がいると思います。

僕はどちらかといえば「多読派」です。

膨大に情報を浴びます。

対して「精読派」は膨大に情報を集めるより、「選び抜いて定着させて、発信する方に重きを置く」と思います。

 

コメンテーターやTVでの評論家など、きちんと話さないといけない職業の人は、どちらかといえば「精読派」じゃないでしょうか?

定着させ、長期記憶に近い状態にしておかないと喋れませんから。 

2 知識の定着面から見ると。。。

知識の定着度という面から見ると、「多読派」と「精読派」で「かなり多様になる」と思います。

なぜなら、時間の使い方が違うからです。

 

「多読派」は定着に重きを置かず、こまめな復習などの時間より、もっと新規の情報を集めることに重きを起きがちです。

対して「精読派」は新規の情報より、読んだ本をきちんと定着させるために、こまめに復習する方に重きを起きます。

 

数字で言うと、例えば、100インプットして定着度が10の多読派と、20インプットして定着度が10の精読派などが挙げられます。

下手したら、「20インプットして15定着した精読派」のほうが、アウトプット力では高いかもしれません。 

3 情報を膨大に浴びることの効用。

しかし、ここで問題が出てきます。

 

実は、「100インプットして、90忘れていても、無意識下にはある程度、残っている」のです。

そして意思決定・判断力などに、この忘れた90の知識が活用されます。 

となれば、意思決定の精度では精読派より、正確かもしれません。

「膨大な視野を前提にして、判断しているから」です。

 

「意思決定の面では、有利なのは多読派ではないか?」と僕は書きました。

ですが、その情報が量に加えて、正確かどうかも問われます。

正確じゃないゴミ情報をインプットしまくったら当然ですが、判断に影響を与えるからです。

情報収集では、メディアの信ぴょう性も大事です。 

4 情報収集で気をつけるべき点。「スコトーマ現象」

次に、情報収集で気をつけるべき点は「自分の価値観・フィルターで情報収集をしてしまうというスコトーマ現象」です。

 

スコトーマとは、「心理的な盲点」のことで、自分が重要だと思ってない情報は目に入っていても無視してしまう現象です。

自分に興味がないか、自分が重要だと思ってない、その理由は「今の自分に関係ないから」などで、同じ情報に接していても、人によってきちんと捉えていなかったりするのです

 

よって、「心理的盲点」を作らないために、ある程度はきちんとした人の体系立った情報を読んで情報を整理し、自分なりの情報体系(カリキュラム)を作った後に、情報収集した方が良いでしょう。

言わば「基準となる人を探して、情報を体系立てて整理する」ということです。

 

経営学で言えば、以下の本が頭の整理になるでしょう。

「新しい経営学」

「世界標準の経営理論」

 

自分の頭の中に整理された状態で、情報がインプットされると、情報収集の際も「効率が変わる」と思います。

5 情報収集で気をつけるべき点。多数に聴くことと「カラーバス効果」

また、情報収集の際は最低でも3人には聴くと、「意見の偏りが減り、間違いが減る」と思います。

人によって、主張が異なる場合が多く、それはその人自身が今までに構築した智恵(情報収集と理解力と経験により)がバラバラだからです。

 

さらには、スコトーマを作らないために、新聞など自分が読みたくない情報でも、新聞側が重要だと判断した情報を、無理やり読むことも必要かもしれません。

ネットでの情報収集だと、どうしても自分の興味ある分野だけを選んで集めてしまうからです。

(これがスコトーマです)

 

スコトーマ現象と似ているのが「カラーバス効果」です。

カラーバス効果とは訳すと「色を浴びる」という意味で、「ある色を意識すると日常生活で、その色のものが目に飛び込んでくるようになる効果」を言います。

つまり、情報収集で言えば、自分の興味あるものばかり調べてしまうのです。 

スコトーマは心理的盲点で、重要だとみなさない情報はスルーしてしまう現象(見てても見えてない)ですが、カラーバス効果自分が重要だとみなすと、そればかり集めてしまう(無意識に見てしまう)ことをいいます。 

6 情報収集で気をつけるべき点。「確証バイアス」と一次情報と二次情報。

また、「確証バイアス」という言葉もあり、「ある情報に何かイメージを持つと、様々な情報があっても、最初に持ったイメージを裏付けるような情報しか認知しなくなり、そのイメージをさらに強めてしまうこと」をいいます。

例えば、Aさんという人に「冷酷な人だ」といったん認識したら、Aさんの冷酷な部分ばかりに目がいくようになり、その結果、「冷酷というイメージが強化される」ということです。

 

これは情報収集では致命的です。

自分の主張を正当化したり、補強するための情報しか集めなくなりますから。 

対処法としては、反論的な情報もなるべく集めるようにして、判断しなくてはいけません。

そのためにチームを作ったり、外部の人の意見も「ある程度、聞くのは大事」というわけです。

 

また、情報には一次情報二次情報があります。

一次情報とは、自分が直接見たり聞いたりした情報です。 

顧客の声・現場担当者の声・セミナーや異業種交流会等で得た情報・アドバイスをくれる上司や先輩などの情報です。 

または、政府や企業・団体が公式HPで出している情報もそうです。

 

二次情報とは「伝聞情報」であり、一次情報以外のすべてです。

テレビや新聞や書籍などになります。

フェイスブックやSNS、ネットニュースやウェブマガジンやブログなどは、二次情報になります。

 

僕がSKYPE上で得た情報や知り合いに関することは、一次情報でしょう。

これらも僕はそれなりにブログで書いています。

 

二次情報は僕は、本の情報やYouTubeが多いです。

しかし、信ぴょう性という意味では、二次情報でもある程度は保たれている印象はあります。

(僕はそう思うのですけどね) 

7 情報格差と実行力格差について。

ここで、第二のテーマである「情報収集だけで勝てるのか?」に話を展開させます。

そのための予備知識として読んでいってください。

 

知識があるかないかで差がつく段階のことを「情報格差」と言います。

次に、知識があるなしの段階を超えて、実行できるかできないかで差がつく段階のことを「実行力格差」と言います。

世の中、「分かっているけど、できない」ことは多いです。

 

この構図を4象限にまとめました。 

1知識がある人実行して結果を出した人
2知識がある人実行できなく、結果を出せなかった人
3知識がない人実行して結果を出した人
4知識がない人実行できなく、結果を出せなかった人

1の人は、理想系です。

きちんとした知識があることから、方法論にも詳しく、コーチやマネジメントもできますね。

 

2の人は、情報だけはあるのですが、いわゆるノウハウコレクターと呼ばれる人達で、実行段階でつまずいています。

情報や認識さえもない人が大半ですので、何もない人達に比べたらマシです。

 

3の人は、実践派であり、天才肌です。

ただし、理論や方法論や知識が乏しいので、なぜ成果が出たのか不明で、人に教えることが難しいです。

再現性も低いです

野球の長嶋茂雄さんでしょうか。

 

4の人は、世の中の大半の人達です。

情報も知識もなく、その上実行段階でもつまずいています。

3の天才肌になるのは難しいので、まずは知識武装をしましょう。 

8 情報量が多い人の方が強い。

ここでさらに話が変わりますが、ついてきてください。

 

世の中の大半の人は「そもそも分量に慣れていない」というのは大問題です。

「情報量の多さ=発信力」になりますし、世の中での問題解決力につながるからです。 

「情報を少なくすればいい、シンプルがいい」という人は世の中の複雑性を理解してない意見です。 

正直、たくさんの武器を与えられたという「たとえ話」にすると「2つぐらいしか使いこなせていない人だ」と言えます。

 

上級者は極端な話ですが、50くらいの武器は使いこなしているのではないでしょうか?

将棋で言えば、情報量が多い(定石や詰め将棋など)方が強いはずです

「情報量が多い」ということは武器のオプションをたくさん持っており、有利なのです。

あとはそれを使いこなせるかどうかだけです。

 

将棋で情報量を少ないままで戦うプロがどこにいるのでしょう?

世の中も同じです。

「情報量が少なくていい、シンプルでいい」という人は「武器が少なくていい」というのと同じです。

それで戦える相手であればいいのですが、上に行けば行くほど強豪になり、勝てなくなります。

 

また、情報量が少ないとディベートにも不利になります

情報量は大いに超したことはありません。

それだけ反論のスピードも速くなります。

既知(既に知っていること)が多いので、未知の分野を開拓できるからです。

既知には無意識な反応で済ませ、未知に意識を当てられるので、思考の余裕ができるのです。 

 

情報量の話は、「ダントツにすごい人になる」という本に書かれています。

P256~257からの引用です。

 

ある勉強会で将棋の谷川浩司永世名人にお会いしたのですが、谷川さんは将棋が強くなるというのは読む手が減ることだ、と仰っていました。

この話はまったく同じだと思います。

無意識にがばっと裁ける力が実は強い。

本当の達人は数手しか読んでいない、と話していらっしゃいました。

そうなんですか。

谷川さんによると論理的には将棋には、たとえば開始時点で自分が30手、相手が30手で自分と相手が一回打つだけで900の場面展開があるけど、本当に強い人はそのうちのいくつかしか読む必要がない。

その数手を深く、深く読んでいるんだそうです。

 

つまり、情報量が多く、既知(定石含め)が豊富な上に、経験豊富や磨かれた大局観などが加わり、読む手数が減るのです。 

9 僕の情報に対する私見。スパイの話。

これらの情報をまとめると「情報格差」は大事で、まず第一戦といえます。

情報量が多ければ、武器のオプションが増え、有利になります。

 

第二戦が「実行力格差」で、「実際に実行できるか、意思決定し、行動できるか」です。

情報を詰め込んでも、行動に移さなければ、または行動できなければ(見ているのとやるのは別で実際にやるのは大変)、差をつけられません。

 

情報格差の時点では、日本の情報だけでは不利なので、「欧米の知識を手に入れるべきだ」という意見があります。

これは、僕は「欧米を過信しすぎだ」と思うのです。

 

例えば、以下の記事。

人生の極意 – 佐藤優 – Google ブックス

 

スパイやインテジェンス機関の秘密は、「95%(いや、98%)を新聞、雑誌、書籍などの公開情報から、得ている」と言っています。

これに関しては僕は懐疑的で、少なくとも国家(NSA)は非合法な手法(盗聴など)で、「秘密を得ている」と思われます。

つまり、「公開情報がほとんどを占めるわけではない」と思います。

 

しかし、それでも少なくとも「50%くらいは公開情報に頼っている」と僕は見ています。

(あくまで、推測値です) 

10 僕の情報に対する私見。欧米に絶対的に頼る必要がないかもしれない。

さらに、以下の記事。 

「クルーグマン教授。・独白「日本経済は、世界の良きモデルになる」というタイトルです。

https://president.jp/articles/-/14177

 

2000年ごろに、バーナンキやクルーグマンが、日本政府の経済政策への対応が不十分だと批判していましたが、実は「日本政府のやり方は正しかったのだ」と、後でクルーグマンは謝罪しています。

アメリカもリーマン・ショックで日本の後追いをしましたからね。 

つまり、アメリカが全て正しいことをしているわけではないのです。

さらに、日本のトヨタ式は世界最強の手法です。

アメリカは学ぶ側でした。

 

つまり、何が言いたいかというと、「情報収集で海外に頼らなくても、思考力で情報を独自に生み出せば、欧米並みか、欧米以上の知見を得られる」ということです。 

もちろん、タイムマシーン経営という言葉があるように、「アメリカから最先端のビジネス事例をコピーして持ってくれば、日本では成功しやすい」と言われていました。

ですが、「今は、難しくなった」という記事もあります。 

「もはや、日本でタイムマシン経営を成立させるのは無理か」というタイトルです。

https://jp.techcrunch.com/2010/04/27/jp-20100426-is-it-already-impossible-to-be-success-in-time-machine-business-plan/

 

つまり、情報格差に関しては、「英語を学んでタイムマシーン経営を目指すより、思考力で勝負して、情報量を増やした方がいいのでは?」という意見です。 

11 僕の情報に対する私見。思考力で勝負すべきかもしれない。

情報戦で情報を闇雲に探しまわるより、ある程度の情報を得たら、「自分で考えてみるというのが大事なのだ」と思います。

(情報収集を否定しているわけではなく、「同じぐらい自分の頭で考えることが大事だ」と言いたいだけです)

僕も情報収集はかなりしていますが、同時に、独自の解釈や分析や付加価値を加えています。

理解力により、洞察力を働かせて本質を掴むことで付加価値を加える、つまり「独自に考えると同じ」ということになります。

 

「情報収集だけで勝てるのか?」というタイトルの問いには、情報収集はもちろん大事ですが、同時に自分の頭で考えることも同じぐらい大事であり、その後に実行で勝負の明暗がわかれるという返答になります。

 

思考力の磨き方については以下の本がオススメです。 

「自分のアタマで考えよう――知識にだまされない思考の技術」 

「自分の意見で生きていこう――「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ」 

「知覚力を磨く――絵画を観察するように世界を見る技法」

特に、3冊目は隠れた名著であり、ほとんどの人は知らないので差をつけられるでしょう。

 

ではこの辺で。(6639文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

 

参考・引用文献。

「ダントツにすごい人になる」

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この記事を書いた人

大量の情報を咀嚼して、独自の視点からの考察・分析・エッセイ記事などを書いています。

質で勝負するブログのため、敢えて正体を明かしていません。

ブロガー歴10年以上。多数のブログ運営経験あり。

得意分野。経済、ビジネス、教育、心理学、執筆、アイデア発想など。

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