どうも、太陽です。(No110)
突然ですが、糖尿病が怖い人に向けて、ホリエモンの著書「糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた」を参考にしてまとめていきます。
糖尿病関連から、「デジタル薬」という治療用アプリも出てきました。
この話題に興味がある人は続きをお読みください。
1 糖尿病は怖い病気。
いきなりですが、糖尿病の詳しい説明は「糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた」という本や、他に譲りますが、「怖い病気という点」は強調しておきます。
普通は過剰に太り続けると、日本人を含むアジア人の場合、糖尿病になってしまいますが、アメリカ人は糖尿病になりづらいのです。
糖尿病には4種類があります。
1型糖尿病は遺伝性があり、2型糖尿病はインスリンの作用不足で発症し、日本人の糖尿病の約95%を占めています。
他には妊娠糖尿病やその他の原因による糖尿病があります。
糖尿病の怖いところは、サイレントキラーといわれるように、自覚症状がないことです。
健康診断の血液検査や尿検査で、はじめて異常を知ることになるので、定期的な検査が必要です。
糖尿病は以下の4項目を組み合わせて診断されます。
1 | HbA1c | 6.5%以上。 |
2 | 空腹時血糖値 | 126mg/dl以上。 |
3 | 随時血糖値 | 200mg/dl以上。 |
4 | 75g経口ブドウ糖負荷試験の血糖値 | 200mg/dl以上。 |
(P48から抜粋)
重症になると、やたら喉が渇く、水分を多量に摂る、尿の量が多くなる、尿の匂いが甘く感じる、トイレが近くなる、だるく疲れやすい、といった「口渇・多飲・多尿」の症状が現れます。
(このような症状を自覚したときは、病状がかなり進行しています)
糖尿病は「一度なると完治はしない」ですが、治療をすると、寛解という、治ったような状態にはなります。
(この寛解を維持していくのが大切です)
糖尿病の治療には、食生活の乱れ・運動不足・肥満などを改善しなければならず、ずっと行う必要があります。
糖尿病予備軍という存在もいて、「糖尿病の一歩手前の状態」の人のことを言います。
糖尿病患者は40代では10人に1人ですが、50代では5人に1人、60歳を超えると4人に1人になり、膵臓の機能の低下とともに起こりやすくなります。
また、糖尿病の怖さは合併症であり、「しめじ」「えのき」と呼ばれる症状が起きます。
「しめじ」の「し」は神経(糖尿病神経障害)であり、次に「め」の目(糖尿病網膜症)、最後に「じ」の腎臓(糖尿病性腎症)を指します。
「えのき」の「え」は足の壊疽(えそ)、次に「の」は脳卒中、最後の「き」は狭心症・心筋梗塞を表します。
最悪、足を切断したり、失明したり、人工透析が必要になる場合もある怖い病気なのです。
ところで、ホリエモンは、2019年から、糖尿病の治療薬「SGLT2阻害薬」を服用しており(自費診療)、予防を目的としているようです。
詳しい情報は本を読んでください。
「最新の糖尿病治療の情報」という本ということで、従来の糖尿病の概念を覆すような情報が載っている印象を受けました。
以下、本の短文書評です。
3.5点。
糖尿病の最前線の知識をホリエモンが取材し、まとめている。
従来の古い本の情報とは一線を画していると思った。
「SGLT2阻害薬」という薬やデジタル薬という情報も初耳。糖尿病の知識があまりない初心者でも非常に読みやすい本となっている。
糖尿病の予防法(食事編、運動編、睡眠編)も詳しく書かれている。
新書で安い点も良い!おすすめ!」
以上、ここまで。
2 デジタル薬とは?
2010年に糖尿病治療用アプリ「BlueStar(ブルースター)」がFDAから承認を得たことで、日本でも注目を浴びるようになったのが「DTx(デジタルセラピューティクス)」です。
デジタル治療とも呼ばれ、「科学的根拠にもとづくソフトウェアを使った治療手段のこと」を言います。
そのひとつに、デジタル機器で患者さんの意識や生活習慣を変え、病気の治療をしていくデジタル薬(治療用アプリ)があります。
医療品と比べて開発費が安く、副作用のリスクも低いことから、「新たな治療ツール」として注目を集めています。
2022年度中に、糖尿病管理指導用アプリとして、医師が処方し、健康保険が適用できることを目指している日本のスタートアップ企業があります。
糖尿病治療は日々の生活習慣が重要ですが、乱れた食生活をしたり、服薬を忘れたりしたことを医師から咎められることを恐れて、正しく伝えてくれない患者さんも一部います。
そこで、このアプリの出番です。
1〜3ヵ月分の数値を記録でき、医師が指導しやすくなります。
加えて、患者さん側にとっても、自分が食べたものを写真に撮って記録し、脂っこいものばかり食べていた場合、「これはやばい!」と気づくことができます。
具体的な使用方法としては、以下の流れになっています。
患者さんは医師から処方コードが発行され、それを自分のスマホにダウンロードし、食事・体重・血糖値などを入力し、入力された数値は、「アルゴリズムによって解析され、エビデンスにもとづくガイダンスや心理的ケアが患者さんに配信される」というものです。
デジタル薬はアメリカのほうが、日本より10年先を行っており、日本では2020年8月にようやくニコチン依存症治療薬アプリが国内初の承認を得た程度です。
デジタル薬は、糖尿病や生活習慣病やダイエットや美容などに効果がありそうであり、市場はでかいでしょう。
今でも、「自律神経を測定してくれるアプリ」や、「ダイエットのための歩数を記録してくれるアプリ」などありますが、これの決定版のアプリが待望されます。
国が作ると、コロナのアプリであるCOCOAの二の舞になりそうなので、スタートアップ企業を支援するなどして、間接的に援助するのが良いかもしれません。
全国の薬局で使えるEPARKお薬手帳も存在します。
これは「日々の血圧や体温の記録もできる」とのことなので、ある意味、デジタル薬に近いのですかね?
他にもお薬手帳アプリは存在します。
例えばココカラファインお薬手帳アプリもあり、競争の時代に突入しているのかもしれません。
ではこの辺で。(2643文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。
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